「せっかくだけど、おいらたちは軽便で帰るよ!」 「はあ、それならそれで。また来年、お待ちしております。それでは!」 ということで、無事、ペンギンさんたちは南極へ帰っていったのじゃ。 わしは老いぼれフクロウ。長年、砂漠に木を植え続けているのじゃ。振り返ってみれば、ペンギンさんたちは何のトラブルもなく、まじめに木を植えてくれたし、やっぱり“温和なはるか南のお友達”だったのかもしれない。それにしても、あのリムジンは…。 来年はフンボルトというペンギンやってくるらしい。ちょっと厄介って…いったいどんなペンギンなのじゃ?? |