「そんなことないよ。コガタペンギン君が大切に育てているからりっぱになってるよ!」

って話しているところに、お医者さんのシュレーターペンギン先生がやってきた。

「先生、どうしたの?」

「やあ、マカロニ君にアデリー君…私はコアラちゃんが順調に成長しているか?病気にかかっていないか?三日に一度見にきているんだよ。コガタペンギン君に頼まれちゃってさ…コガタペンギン君がコアラちゃんをひろってきてからずっとなんだよ!」

「先生も大変だね」

 シュレーターペンギン先生はコアラちゃんに聴診器をあてたり、体重計にのせたりしたんだ。そして、

「コアラちゃんは体重もどんどん増えているし、背丈も大きくなっているよ」

っていったんだ。

「ほ〜ら、コガタペンギン君!先生も大きくなった、っていってるよ。やっぱりコアラちゃん、この半年間でずいぶん大きくなったんだよ!」

「な〜に、まだまだ赤ちゃんですよ。だってこんなに私めに甘えてくるんですよ!アハアハハ…こら、だめですよコアラちゃん!くすぐったら、アハハハ…だめだっていってるでしょ、くすぐっちゃあ!やめなさいって!キャハ、ハッハハハハ…」

「これじゃあ、どっちが遊ばれてるのか?わからないよね」

「アデリー君今なにかいいましたか?」

ってコガタペンギン君は急にするどい目つきになった。

「えっ!きっと空耳だよ…ね!マカロニ君」

「アデリー君、ヘンなところでボクに話をふらなでくれよ!」

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