「ストレスを感じないなんて!」

っておいらつぶやいているとフンボルトさんがいったんだ。

「いいじゃない、あんたは健康で幸せなんだからさ」

「そうか!おいらは幸せなんだ」

「…やっぱり…」

「それじゃあ、さっそくだが採血しようか?」

ってシュレーターペンギン先生が注射器を持ってきだんだ。

「えっ!!注射するの?痛くないの?」

「注射じゃないよ。採血だよ。注射と採血は別物だよ」

「そうか!採血か…それならいいよ」

「やっぱり…信じるものっていうのか?早合点するものは救われるか」

「先生、今なにかいった?」

「いや、こっちのこと」

って先生がおいらから採血したんだ。はじめはチクッてしたけれど、ぜんぜん痛くなんかなかったよ。シュレーターペンギン先生によると、おいらの血液にイワトビ君がかかっているインフルエンザウイルスを感染させたんだって。そうしたらおいらの白血球はインターフェロンっていうウイルスが増えるのをおさえる薬をいっぱい作ったんだってさ。

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