それは“夜、ねむれないことがある?”とか“将来に希望が持てる?”とか“ささいなことで腹をたてる?”なんていう問いに“はい”か“いいえ”で答えるものだった。ペンギンみんなが回答したんだ。シュレーターペンギン先生が集計してみんなのストレス度が出たんだ。 「それでは発表しよう。その前に、ひとくちにストレスといっても良いストレスと悪いストレスがある。ストレスとは、生物が外界の刺激や変化に合わせるときに生じるもので、生き物にとってストレスはある意味では避けて通れないものだよ。同じストレスでも受け止め方で良くなったり悪くなったりする。普段、生活していてストレスがかかり過ぎるのはよくないけれど、かといってストレスがまったくかからないのもいかがなものか?ということで、過ぎたるは及ばざるがごとしといったところだ。なぜなら、良いストレスは生きていく上であったほうがいいからね。それじゃあ前置きはこのくらいで、さっきのテストで一番ストレス度が低いとでたのはアデリー君だ!」 って先生がいった。
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