「けど、フンボルトさんだってスネアーズじいさんに占ってもらうことがあるよね?」 「そっ、それはそうだけど…このせちがらい世の中を生きていかなきゃならないときに、なにかよりどころがほしくなることだってあるわよ!」 「だったら、占いでもシミュレーションでもなんでもいいわけじゃない」 「シミュレーションはちゃんとした科学的裏づけがあるんだから…」 「占いだってそれなりの裏づけがあってやっているんじゃないの?科学!科学!っていうけれど、科学がどれほどのものか?後になってから、やっぱりこれは間違いでした!なんてことが今までの科学にどれだけあったことか?」 |