「あんた!あたしの立てた計画に文句があるの?L2山は放っておいても、早かれ遅かれ水蒸気爆発を起こすのは確実なんだからね!どうせなら、そのエネルギーを効率よく使いたいじゃない。それで氷河をうまくとかすことができれば、チャラル海の水位はふえるのよ。L2山の水蒸気爆発だって未然に防げるんだから、まさに一石二鳥でしょ!だいたいあんたたち男がただ手こまねいてみているだけだから、女のあたしがこうしてしゃしゃり出なくちゃならないんじゃないの!!」

「どうしてそういうはなしになるの?」

「ただ問題なのは、L2山の溶岩ドームのどの位置にミサイルを打ち込めばいいか?ってことなの。その問題を解決してくれたのが、ガラパゴス博士が持っているスーパーコンピュータよ。あたしはね、博士のスーパーコンピュータでシミュレーションをしてみたの。その結果、スーパ―コンピュータがはじき出した大体のところにミサイルを打ち込めば必ず成功するはずよ!」

「ガラパゴス博士が持ってるスーパーコンピュータか?…なんだか一抹の不安が…」

つぎへ、

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