「フ〜ム、それもそうだね♪。ら〜りら、ところでキミたちが明日いくところだけど…あの辺りは巨大イカのクラ―ケンがうろついている場所だよ♭」

「巨大イカ?クラーケンとやらはどのくらい大きいの?」

「マッコウクジラのおやじさんとじゃれあうくらいだから、ペンギン君から見たらおそろしいくらいだと思うよ!そうだよ!そうだよ!きっとそうだよ♯」

「へえー。そんなに大きいの!イカそうめんにしたら何人前になるんだろうね」

「相変わらずキミは食べることばっかり考えてるんだね〜♪。クラーケンに出くわしてもそっとしておいてくれないか♭…マッコウクジラのおやじさん、この前奥さんに先立たれたばかりで今じゃ海底にもぐってクラーケンとじゃれあうことだけが楽しみなんだよ♪。クラーケンがいなくなるとマッコウクジラのおやじさんすごく悲しむだろうから…クラーケンだってそんなに悪いヤツじゃないし、それに、クラーケンのイカそうめんなんて大味でちっともおいしくないと思うよ♯」

「いつも威勢のいいマッコウクジラのおやじさんが悲しむ…か」

「そうなんだ。クラーケンのこと、ひとつたのむよ!ら・ら・ら♯」

「うん,わかった。クラーケンにあってもそっとしておくよ」

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