『氷を運んだペンギン』
おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。
キガシラペンギンさんがおいらのお花畑を見にきてくれたんだよ。 「りっぱなお花畑ねェ」 「うん、そうでしょう。みんなで作ったんだから…」 「いいなあ、アデリー君のお花畑は生き生きとしてて…」 「キガシラさんのところだってまわりにはお花畑なんかいっぱいあるんじゃないの?だってキガシラさんは森の中に住んでいるんだからさ!」 「私の森は人間たちがどんどん木を切りたおしちゃってね。森なんかもうなくなるすんぜんよ!それに雨が降らなくて日照りがつづいちゃって草花もかれそうなの」 |