「占いマシーンは電気で動くの?それなら風車で起こした電気じゃなくてもっと安定した電源を使ったほうがいいじゃないの?風力発電は風が吹かないと電気が起こらないから…」

「アデリー君!それは違うな…風車の電気を利用するところがこの占いのミソなんだよ」

「ふ〜ん」

「風力発電は風の強さによって発電量がかわってくる。占いマシーンに流れる電流は風の強さに左右されることになる。この占いはある意味では風まかせなのさ!よくいうだろ?風の吹くまま、流されるままって。運命なんてものは風まかせなのさ!」

「風まかせ…か?」

さそっくおいらは占いマシーンにフリッパーをかざした。結果は占いマシーンのモニターに暗号みたいな図が写し出されるようになっていた。それをスネアーズじいさんが解読してくれたんだよ。

「アデリー君のこれから一週間の運命は、銀色のソンブレロをかぶって、黄色いサングラスをかけ、紫色にピンクの水玉模様の蝶ネクタイをして、黒に赤のペイズリー柄のタンクトップを着てヒョウ柄のズボンをはいていれば、災難からのがれられる。そしてラッキーアイテムは黒革のミトンの手袋と紅白のストライプのマフラー。これをしていればいいことがある、と出ているぞ…どうだい?すごい“具体的”だろ?」

つぎへ、

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