「風車？あの風車なの？それにしてもいろんな形の風車があるもんだね」

「そうだよ。丁度ここから正面でくるくる回っているのがご存知プロペラ型風車だよ。手前が二枚プロペラで、奥の方、沖にあるヤツが一枚プロペラだ。その右隣が西部劇でよく見かける多翼形。こいつは強い力が得られるんだよ。その隣が有名なオランダ型風車。右端のが、クロスフロー型で、小屋の換気に利用されることもある。それから左端がパドル型でカップ型とも呼ばれていて、よく風速計に使われる。その隣がＳ字ローター型で最古の風車だよ。そしてその隣が筒をたてに切って横にずらした…あれがサボニウス型風車。サボニウスの隣の丸いアンテナみたいなヤツがダリウス型風車で、その隣のダリウス型を四角くしたのがジャイロミル型風車だよ」

「へぇ〜いっぱいあって、一見風車とは思えないものもあって、面白いね！」

「ウラの物置にはセイルウイング型風車がある。コイツは折りたたみ式で持ち運びができるんだ。今からここにもってきて組み立てようか？」

ってスネアーズじいさんは物置からセイルウイング型風車を浜辺に持ってきたんだ。