「そういえば、ガラパゴス博士が簡単なやりとりしかできないっていってたよ」

ってこたえた。

「簡単なことかあ?…日本に帰りたいかい?」

ってイワトビ君が質問したんだ。

「もちろん!」

ってシロがいったんだよ。

「せっかく友達になったけれど…日本へ返してあげなくちゃね」

ってイワトビ君はちょっぴり悲しそうにいったんだ。

 イワトビ君は飛行船のエンペラーツェッペリン号をコウテイペンギンさんからかりてきた。イワトビ君と犬のシロとおいらはエンペラーツェッペリン号に乗って日本へむかった。飛行船が宙に浮いているあいだずっとシロはキャンキャンはしゃいでた。イワトビ君もそれにつられてシロとじゃれてた。でも、イワトビ君はなんだかさみしそう。シロと別れたくないのかも…。ようやく日本に到着した。シロがガラパゴス博士の機械をとおして、自分の仲間がいるところへ案内したんだ。そしてエンペラーツェッペリン号は原っぱに着陸したんだ。すると、どこからともなく10匹たらずの犬があらわれたんだ。シロの仲間だった。シロは飛行船から飛び出していった。

「シロ!よかったね!でもボクのこと忘れるなよ!」

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