冷やした
「あたしがこのボタンを押してるから、あんたはここを力いっぱい押してね!」
「うん、わかった」
おいらは機械のカベみたいなところを全力で押したんだよ。けれど、びくともしないんだ。
「もっと力いっぱい押さなきゃだめよ、あんた男でしょ?」
「わ、わかっているけど…」
おいらはあらん限りの力を出して押した。するとちょっぴりだけカベが動いた。
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