「小さな小さなペンギン君♪オレのこと守ってくれたの?どうもありがとう。キミたちが飼ってるプランクトンを食べるのは止めとくよ!オレはどこかあったかいところへでもいってくるよ〜♪それからオレの仲間にはここはあぶないから近づくな!っていっとくよ♪それじゃ〜あ!」

ザトウ君も去っていったんだ。

 あれからザトウクジラもシャチも姿をあらわさなかった。ジェンツー君のプランクトンは順調にふえたよ。プランクトンは空気の中の炭酸ガスをいっぱい食べてくれたから、地球が冷えてきたんだ。南極の氷もとけなくなった。それからあいかわらずジェンツー君は、

「空気の中に炭酸ガスがたくさんあったから、あったかくなってたのか?な〜んてね!クックックックックック…」

なんていうようなつまんないダジャレを連発して一羽で勝手におもしろがってた。寒いダジャレは、きっと地球が冷えるのに一役買ってたかもしれないな!

 

 おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。おいらたちは空気の中の炭酸ガスをこうしてへらしたんだ。だから炭酸ガスをまき散らさないでね!

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