おいらの日替わり定食が運ばれてきた。日替わりはホッケの開きに大根おろし、ソーセージと温野菜の小鉢にごはんと味噌汁に漬物が出てきた。

「いただきます！」

っておいらがさっそく食べようとすると、ジェンツー君が、

「あっ！真赤なソーセージ、きっと着色料なんかの食品添加物がいっぱいつかわれてるよ」

っておいらの目の前でいったんだ。

「これからおいしく食べようって時に、そんなこといわなくても…」

っていいかえした。

「食品添加物が使われている、としかいっていないじゃないか…別に良いとも悪いともいってないよ」

「添加物ってきくとなんだか体に悪いような」

「すべての食品添加物が体に悪いってわけじゃないよ。豆腐を造るときに使う“にがり”も食品添加物のひとつだけど、にがりを使わなければ豆腐はかたまらないから豆腐には絶対必要なものだよ」

「にがりも食品添加物なんだ！」