「それに日でりがつづいちゃうところはここだけじゃなくて、ほかにもたくさんでてくるの。そこでは山火事が起こりやすくなるから、そこの森に住むオランウータンは焼け出されてあなたのことをうらむようになるわよ。反対に大雨が降って洪水が起こる場所もでてきたりして、エルニーニョのために世界中の天気がおかしくなるのよ!あなたは世界中の生き物たちからうらまれることになるんだから…そうしたらコガタペンギン君!あなたはいつかドブ川で遺体となって発見された!な〜んてことにもならないともかぎらないんだからね!」

「わっ、私めをおどかしてどうするんですか?手伝わない、なんてひとこともいってないじゃないですか。なにかたいへんなことが起こりそうだ、ってことはわかりましたからお手伝いしますよ」

っていうことでコガタペンギン君はフンボルトさんといっしょにペルーの海岸へいったんだって。そこにはものすごい大きないかだがあって、岸にはバカでかい扇風機が五台も並んでおいてあったんだってさ。

「このいかだを沖へ運んでほしいの」

「こんなにでかいいかだ、私めは生まれはじめて見ましたよ」

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