王様が、

「いったい、なんの商品の通販番組をみただい?」

ってきいたんだ。

「はて?たしか筋肉トレーニングとか?健康器具とか?」

「そりゃあ、みた番組が悪かったな!」

「は〜あ」

「でも、その枝打ちロボットは重宝しそうね!」

ってビクトリア先生がいって、さらに

「人間たちはまず森の木をかって、それから新たに木を植えてくれるまではいいのだけれどスギならスギばっかり、ヒノキならヒノキばっかり植えていってしまうの。ヒノキばっかり生えている森なんて自然の森にはないのにね!それでもきちんと木が育つまで面倒を見ればいいだけれど、人間たちは気まぐれである日とつぜんとちゅうで森の世話をやめちゃうのよ。ヒノキ林は枝打ちしないと日光がヒノキの枝にさえぎられて地面までとどかなくなるの。そうすると、下草がえてこなくて土がむき出しになるからちょっとした雨がふってもすぐに土が雨水に流されて土砂くずれが起こりやすくなるし、ヒノキ林の近くの川ははんらんしやすくなっちゃうのよ。だからヒノキ林には必ず枝打ちをして、下草を生やさなくちゃならないのに…。でもそのロボットがあれば、かんたんに枝打ちができそうよね。博士!今年の秋にその枝打ちロボットをかして下さいね!」

ってたのんだんだ。

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