ベティになったフンボルトさんが枝打ちロボットのスイッチを入れたんだ。するとロボットがヒノキの幹に巻きつきながら登っていった。つぎつぎと横枝をはらっていったんだ。3メートルくらいの高さまで枝打ちをしながら木を登っていった。すると、とつぜんロボットがとまったかと思うと、今度はヒノキを勢いよく降りて地面に着地しただ。

「どうだい、ものの1分で枝打ちできたろう?このロボットは高さをきちんと測って枝打ちするんだ。だから3メートル以上のところの枝は切り落とさないのさ!」

「ホントだわ博士!まあ!なんてかしこいロボットなんでしょう!あたしのペットにしたいくらいだわ」

「おいおいベティ!ペットだってこんなに働きゃあしないよ!」

「今ご紹介した発明品、枝打ちロボット!今なら専用収納ボックスに高枝ばさみ3本と、ななんと当社特製炭焼きがまをおつけします。今すぐフリーダイヤル0120×××の○○○へお電話を…0120×××の○○○へ…みんなあ然としちゃってるじゃないの!だからあたしははじめからこんな寸劇みたいなことやりたくなかったのに…」

「だがフンボルトや、私のはなしは長くてつまらないっていうから、趣向をかえてテレビの通販番組風に発表してみたんだが…これでも夜遅くまでテレビを見て研究したんだがな」

ってやっとふだんのガラパゴス博士とフンボルトさんにもどっただ。

つぎへ、

ホーム