『枝打ちをしたペンギン』

 おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。

 ガラパゴス博士が枝打ちロボットを発明したんだって。枝打ちっていうのは木の下の方の枝を根元から切り落とすことなんだ。ロボットの発表会をビクトリア先生が住んでる森の近くで開くっていうから、おいらはその森へいったんだ。もうみんな会場に集まってた。

「ハックション、ちくしょう!ハッハクション、こんちくしょう!」

ってヒゲペンギンのおじさんがくしゃみを連発していたんだ。

「おじさんは花粉症なの?」

「イヤ、そんなことはないはずなんだが…ハクションちくしょうめ!」

「どうしてくしゃみのあと”ちくしょう”っていうの?なににおこってるの?」

「それはくせみたいな…ハックション、ちくしょう!もので意味は…ハクション、ちくしょう!別に…ハッハックション、こんちくしょうめ!!!」

っておじさんとしゃべっていると、ハネジロペンギンちゃんがごついゴーグルとガスマスクみたいなのをしてあらわれた。

つぎへ、

ホーム