『銅像をたてたペンギン』
それにしてもマカロニさん!久しぶりよねぇ…あら、マカロニさん目をうるませちゃって…なんだかあたしまでまぶたが熱くなってきちゃったわ」 ってフンボルトさんがマカロニ君のフリッパーをつかんだ。 「ちっ、ちがうよ、さっきからボクは目がしょぼしょぼしてチカチカして…」 「なんかそういわれてみるとおいらまで目がしょぼしょぼしてきた」 「なんであんたまで目がしょぼしょぼするのよ!あたしとマカロニさんの仲に入ってこないでよ!」 「そんなこといわれたって…」 「フンボルトや、それはスモッグのせいだし、酸性雨もスモッグも人間たちがたてたエントツからでるけむりが原因だ!」 って博士がこたえてつづけたんだ。 「けむりの中に雨がすっぱくなるものやスモッグのもとが入っているのだ。けむりといっしょにそれを空にばらまくから、雨がそれをとりこんですっぱくなるし、スモッグのもとが日光にてらされると毒のけむりや霧ができるんだ! |