『銅像をたてたペンギン』

 おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。

 ある日、おいらのところにマカロニペンギン君が遊びにきていたんだ。

「アデリー君!ケープペンギン君がジャイアントペンギンさんの銅像をつくったんだってさ。これからいっしょに見にいこうよ」

「へ〜え、ケープペンギン君が…よし、いこう!」

 おいらはマカロニ君につれられて、ケープペンギン君が銅像をたてたっていうアフリカの喜望峰へいったんだ。ジャイアントペンギンさんの銅像はホンモノそっくりで背丈もM−777星団にいる大きなジャイアントペンギンさんとおんなじなんだ。けれど、おいらたちが銅像のところへいってみると、そのそばでケープペンギン君が泣いていたんだ。

「ケープペンギン君!どうしたの?」

「マカロニ君にアデリー君…見てよ。ボクがたてたジャイアントペンギンさんの銅像が泣いてるんだ!」

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