「…だろう!そんなペンギン君にとっておきの水があるんだ」

って、トビ君は一本のビンをおいらに差し出したんだ。

「この水はね、北米にある標高3000メートルのとある山からの湧水で、3000メートルってことはエレバス山よりも低いのか?この水を1日コップ一杯、飲むだけでたちどころに頭が良くなるんだ」

「頭が良くなる?ホントに!」

「ホントだとも、その山に住んでる鳥たちはみんな高学歴で、それはこの湧水を毎日飲んでいるからだ、っていわれている。なにせ効果のほどは高名なシマフクロウ教授のお墨付きだよ」

「教授?」

「ほら、あのシマフクロウ教授だよ!しらないの?」

「しってるよ!あの有名な先生?だよね」

「そのシマフクロウ大先生も毎日欠かさず飲んでるっていうお水だよ!だから頭が良くなること間違いなし!!今ならお安くしておくよ!」

「えっ?買わなきゃならないの?ただの水を!」

つぎへ、

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