「ペンギンのパラダイスか…そう、ここにはこまった人間もいないかわりに何もない!ただ空と海と大地があるだけ。ひょっとしたら大昔の地球のすがたがここにはあるのかもしれないな。動物はこの星にもともといたオキアミとワシが光ロケットでやってくるときに地球でロケットにまい込んでしまった虫だけだ!」

「向こうに森があったみたいだけれど…」

ってケープペンギン君がきいた。

「あれはワシが地球からもってきた植物の種をまいて、森にしたんだ」

ジャイアントペンギンさんがこたえて、

「地球にいられたらその方がいい!地球にはこことくらべものにならないほど美しい自然がある。ここはまだまだこれからの星だ。ホントはワシもここにいちゃいけないのかもしれないなあ。お前たちを見たらワシも地球へ帰りたくなったよ!」

まえへ、 つぎへ、

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