「人間たちはその昔、私たちを釜ゆでにしていたこともあるし、じかにペンギンを殺さなくたって、ビクトリア先生やキガシラさん、ケープペンギン君が住んでる森を勝手に切り開いちゃって…住んでいる森がなくなちゃったために、ちょこまかしたバンデクートさんの中には全滅しちゃったものがいるんですよ!」

ってマカロニ君がうったえた。

「ペンギンを釜ゆでにしただって?それは昔の話だろう。人間だって最近ではキミたちと仲良くしようとしてるんじゃないのかな?ねェ、コガタペンギン君?」

ってジャイアントペンギンさんがコガタペンギン君にたずねた。

「はい、ちかごろ人間たちは、私めが海からあがって浜辺を歩いているところを大勢でじっと見ているんですよ!はじめは気持ち悪かったけれど、ただ見ているだけで何もしないからあんまり気にしなくなっています」

ってこたえたんだ。

(上)へ、 つぎへ、

ホーム