「ボクは着地するのにコツとかやり方とか考えたことないよ!いつも自然におりてるよ」
「自然にか…アデリー君!着地するより着水する方が安全だと思うんだが…」 「えっ?着水?」 「そうだ!海へ!!」 といって、おじさんはジャボ〜ン!って海へつっこんだ。おいらもマネししてジャボ〜ン!ってつづいて着水っていうより海へ落ちた感じだな。せっかくアホウドリ君が作ってくれた翼はバラバラになちゃった。そして岸まで泳いで、レッドサブマリン号のところへ急いだんだ。おじさんは一足先についていて、潜水艇に物々しい機械を乗せているところだった。 「おじさん!それなんだい?」 「これは海の中に空気を送りこむポンプだよ」 「ポンプ?なにに使うの?」 「赤潮を分解するんだ。赤潮ができると、海の中の空気がなくなってしまうんだ!だから、そこに住んでる魚やオキアミはちっそくで死んでしまうんだ!もしも赤潮が海全体に広がってみろ!海の魚はぜんめつだ!だからこれから、空気を送りこんで赤潮を分解しにいくんだ!」 ポンプを乗せたレッドサブマリン号はもぐらないで水上を走った。 |