ディスプレイ (モニター)
ディスプレイは、画像やテキストを表示出力するための装置であって、
現在ではブラウン管ディスプレイと液晶ディスプレイの二種類のものがある。
ブラウン管ディスプレイは 発色性が良好かつ画像の高速表示に適しているが、
重量や設置面積が大きく、電力消費量も大きいのが欠点とされる。
これに対して 液晶ディスプレイは 重量や設置面積が小さく、電力消費量も小さい点が長所とされる。
一般に ディスプレイにおいては、「ちらつき」のない画面表示状態のことを「フリッカーフリー」と呼ばれる。
およそ 75 Hz 以上のリフレッシュレート (垂直同期周波数) で画面表示するとき フリッカー フリーとみなせるが、
厳密には下記の式より求める。
( 垂直同期周波数 ) = ( 水平同期周波数 ) / ( 縦方向のピクセル数 )
上式において、左辺値以上のリフレッシュレートであればフリッカー フリー表示となる。
ブラウン管ディスプレイに用いられるブラウン管には、シャドウ マスク管とアパーチャグリル管の二種類のものがある。
シャドウ マスク管は、自然でソフトな発色が特徴である。
アパーチャグリル管は、輝度が強く、コントラストも鮮明であるが、
ダンパーワイヤーと呼ばれる水平の極細い線が淡く見える場合がある。
一般にディスプレイについては、各自の主観的な好みに依存する面が大きく、一概に優劣は決め難い。
2008年の時点では、液晶ディスプレイが主流となっており、ブラウン管ディスプレイはあまり用いられていない。
コンピュータ本体との接続方式
アナログRGB接続:
光の3原色である赤 (R) 緑 (G) 青 (B) の情報をアナログ信号として伝送する。
接続ケーブルの端子の形状はD-Sub15ピンを用いる。
ブラウン管ディスプレイの場合は、このアナログ方式で接続される。
デジタルDVI接続:
光の3原色の情報をデジタル信号として伝達する。
液晶ディスプレイの場合には、デジタルDVI接続の方がアナログRGB接続よりも画質が低下しにくいと言われている。
DVIにはデジタル専用のDVI-D端子とアナログRGBにも対応するDVI-I端子がある。
なお 解像度が1980*1200ドット (WUXGA) を超えるような高解像度の液晶ディスプレイを利用する場合は、
ピン数う増やした端子形状のケーブルが必要となる。
HDMI接続:
デジタルDVI接続をマルチメディアに対応可能なように拡張発展させた接続方式で、将来的にはこのHDMIが
マルチメディア方面で主流になるものと思われる。
特に端子の形が小型化されており、取り扱いが容易である。
DisplayPort接続:
デジタルDVI接続を改良発展させた規格であって、将来的に有望な接続方式とされる。
端子は小型化されており、取り扱いも容易である。
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