中央演算処理装置 (CPU)

CPUはコンピュータの中で計算等のデータ処理を行う最も重要な主要部品である。 CPUは次のような順序に従って、極めて高速に動作する。
1: 命令 (コマンド) の読み込み (フェッチ)
2: 命令の解読 (デコード)
3: 命令の実行 (エグゼキュート)
4: 結果の出力 (ライトバック)


Pentium (ペンティアム)
PentiumはIntel (インテル) 社が、パソコン用に製造している高速CPUであって、 市販されている多くのパソコンに搭載されている。 Pentiumは、複雑な命令は細かな複数の命令に分割されて、キャッシュ メモリー に一旦保存される。 Pentium 4 では動作周波数を向上させるために、分岐予想ミスの際に時間のかかる デコードをせずにキャッシュ メモリーを読みにいく。 命令の発行 (ディスパッチ) は、メモリー読み書きが 一クロックあたりそれぞれ 一命令、演算は二つのポートで二命令が可能である。 また 整数演算器 三つの中、二つは2倍のクロックで動作する。 一般に クロック周波数が大きい程、CPUは高速に動作する。 キャッシュ メモリーとは CPUに内蔵されている極めて高速なメモリーのことであって、 頻繁に参照される命令やデータが一時的に格納される。


Core (コア)
現在 2010年の時点において、Intel (インテル) 社が製造している高性能プロセッサである。 Core 2 (コアツー) は、二つのCPUコアを内蔵し、それらを並列的に動作させてデータ処理性能を向上させている。 2次キャッシュメモリーについては、二つのCPUコアが共有し、互いのデータ転送効率を高める配慮がなされている。 Pentiumに比較して、Core 2 は 消費電力の効率が良く、発熱が小さいとされている。 最新のCPUでは、コアの数を四つ以上に増やして、さらに処理速度を向上させた Core i 7 (コアアイセブン) などがある。 なお Core i 7 は CPU内部にメモリー コントローラーが内蔵されていて、命令ならびにデータ転送が高速化されている。


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