電力制御システム ACPI

Windows98以降のパソコン用OSで採用された電力制御システムのことをいう。 BIOS が主体となって電力制御する規格にはAPMがあるが、ACPIではOSが主体となって 電力制御をするため、きめ細かな設定が可能となる。 ACPIが定める電力制御モードには、下表に示すような段階から成る。

 S0 : 電源ONの状態。 すべての機器が動作するモード。
 S1 : CPUはクロックを停止。 内部メモリー電源はON。
 S2 : CPUの電源はOFF。 内部メモリー電源はON。
 S3 : メモリーを除く殆どの電源はOFF。 ファンやハード ディスクは停止。
 S4 : メモリー内容がHDに保存されて電源OFF。 ファンやハード ディスクは停止。
 S5 : 完全に電源 OFF。

S3のモードは、Windows XP の「スタンバイ」に相当するモードである。
S4のモードは、Windows XP の「休止状態」に相当するモードである。
次回システムが起動されたときに、ハード ディスクに保存されていたメモリー内容が、 自動的にメモリー上に書き戻されて前回の状態が復元される。


 インタフェースの最大転送速度へ進む

 情報技術 へ戻る

 トップページ へ戻る