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13.小松へ下駄で行く奴
’86年の小松での出来事。
847達は雁首揃えて、真夏の小松航空祭に出撃。
ご存じの通り、真夏の日本海側は暑いですよね。
よしゃいいのに、847はなんとTシャツと短パン、そのうえ下駄履きでピーカンの小松のエプロンをうろうろ。
案の定、赤くなるほどの日焼け、見事に鼻緒の跡が残りました。
ほんとに馬鹿だね。
追記 このとき一緒に行った色白の友人は、いまだに火膨れになった痕が肩の辺りに残っています。
14.’98年岐阜4編
’98年の岐阜は馬鹿な話が4つあります。
時間を沿ってお話ししましょう。
その1 便所に行って電車に乗り遅れそうになる奴
この年は岐阜周辺の道路の大渋滞が嫌なので、名古屋の安い駐車場に車を置いて地下鉄と名鉄で行きました。
(847と友人の一人は気が短い、もう一人は結構気が長い)
地下鉄は鶴舞線(知らない方は時刻表で見てね)、名鉄は犬山線と各務原線と乗っていきます。
上小田井で乗り換えて行くのですが、上小田井は急行が止まりません。
「しょうがねーなぁ。次の準急まで時間があるぜ。」とぼやいていたら、気が短い方の友人が「時間があるなら、便所。」とホーム下の便所へ行きました。
847ともう一人の友人とで、何とか早く行く方法はないかと考えていたら、次の西春で急行に乗り換えればいいことに気が付きました。
そうこうするうちに、鈍行がやってきたので「よし、これで行こう。」と乗ろうとしたら、便所から戻ってきていないじゃありませんか。
「おいおい。」、階段の方を見ると上がってくるのが見えたので、「これに乗るぞ!」と叫びました。
乗れそうなのを確認できたので、私たちも乗って、やれやれ。
いつも行き当たりばったりで行くので、こういうことになります。
その2 外国人に「Look you」と言われる奴
3人ともめでたく乗れて、次の西春で急行を待っているときの出来事。
3人してホームでグータラしていると、2人組(だったと思う)の外国人が私たちの方に来るではないですか。
「なんじゃら、ほい」と思っていると、私たちに「岐阜基地祭に行くのか?」(もちろん英語で)と聞いてくるので、「Yes」と答えると、847に向かって「Look you」と言うじゃないですか。
電車に乗るまで、いや乗ってからも847達のことをずっと見ていました。
何か、行動を監視されているみたくてちょっと嫌でしたが、まぁ、同じ航空ファン、しょうがねーや。
このとき、帽子を被っていたのは847だけで、しかも「’94 MISAWA
Air Show」と入ったバーズの帽子ですからね。
彼らは私の帽子で、こいつらは岐阜に行くに違いない、ついていけば必ず行ける と踏んだんでしょうね。
まぁ、よくある話ですね。
初めて行くところは、どうやって行けばいいかわからないものですが、たいていその筋の人達がぞろぞろ歩いていくので、それについて行けばたどり着けますね。
その筋の人達は、帽子を被っている、アルミバックを持っている、脚立を持っている、男2,3人組、風体が怪しい、人相が悪いですぐわかりますね。(人のことが言えるか、わしらも同類じゃ。)
その3 ブルーインパルスで変な感激をする奴
この話は、浜松ローカル(静岡県内かな)の方しか分からないと思います。他の地方の方は、想像でもして下さい。
浜松に丸〇急行という会社があるのですが、そこのCMは昔(ハチロク時代だった思う)からブルーインパルスを使っています。
T−4ブルーを初めて見た友人は、「丸〇急行のCMみたいだ!」と岐阜の空の下で叫び、変な感激をしていました。
そりゃ、そうだろうね。そのものずばりだもんね。
その4 歩道橋は人の波
ブルーの展示が終わり、「さあ、栄でも寄って帰ろうぜ。」とゲートをくぐった瞬間、人人人、三柿野の駅まで人だらけ。
名鉄を渡る跨線橋は溢れんばかりの人、全く動きません。
来るときは5分ぐらいで来れたのですが、いつになったら駅に着くことやら。
橋の上まで何とかたどり着くと、三柿野のホームは線路にこぼれるじゃないかと思うほどの人。
「ウヘ、電車に乗れるだか?」
30分ぐらいかけてなんとか駅の改札までたどり着きました。
私たちは行くときに切符が買ってあったので、割とスムーズに改札を通れました。
「名鉄は儲かるのう。」、「各務原線にこんなに人が乗るは一年に一度だろうね。」と口々に言いあって、人の多さに呆れました。(わしらもその原因を作った1グループだが。)
それにしても、帰りの切符は行きにちゃんと買っておきましょうね。厚木も同じだよ。
15.静浜の桜エビ
以前は静浜の航空祭で大井川漁協が桜エビの直売をしていました。
そのころの話を二つしましょう。
その1 要領のいい奴
漁協の直売ですから、市価より安く、結構行列になります。
847達はまとめ買いをして値切ろうといつも考えていますから、「おまえいくつ欲しいだ?」と数をまとめて、行列に加わっていました。
ふと見ると、一人行列にいないじゃありませんか。「どこへ、行きくさっただ?」と辺りをうかがうと、漁協婦人部が試食用の桜エビのかき揚げを揚げていて、ちゃかりその行列に並んでいやがった。
「なんて要領にいい奴」と思いながらも、ぼやぼやしている奴に「並んでいてくれ。」と頼んで、かき揚げを食べに行ってしまう847でした。
取り残された奴が後で怒ったこと、怒ったこと。
まぁ、食い物の恨みは怖いでね。
話はそれますが、さすが桜エビの地元だけにネギよりエビの方が多いかき揚げでした。
その2 値切り倒す奴ら
その1にもちょこっと書きましたが、847達はイベントの時は値切るのが礼儀と心得ている奴らの集まりです。
(このHPのタイトル通り、瀬戸物が好きで、値切って買うのが当たり前と頭の中がそうなっている)
天竜川より西ではそれが通じるので、そんなに苦労はしないのですが、なにぶん静浜は天竜川より東なので、なかなか大変です。
まぁ、買う数が半端ではありませんから、漁協の連中が嫌な顔をしようがお構いなしに、「祭りだで、安くせにゃ。」、「たくさん買うだで、まけてくれにゃ、困る。」とか「まけれんなら、おまけを付けろ。」とか4人がかりで値切ります。(ほとんど、主婦状態)
結局、847達の勢いに漁協の連中はのまれて、まけてくれます。
それをやった翌年からは、847達4人組が顔を出すと、漁協の連中は露骨に嫌な顔をするようになりました。
それでも、そんなの負けず、値切る847達でした。
まぁ、困った人達ですが、みなさんも見習いましょうね。
航空祭ではどんどん値切りましょうね。特に西の航空祭では結構まけてくれます。