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BoseのAcoustic WaveTM Music System



『たかがラジカセ、されどラジカセ。』としみじみと感じる逸品。
これは高かった。家電量販店のCDラジカセの10倍近い価格。しかもCDはついていない。
(なぜかBose直販の営業マンの話を聞いて衝動買いしてしまったのです。家族からは白い目で見られました。店頭販売はしていないそうです。)

不思議と時が経つにつれて良さを実感するようになりました。
何といっても頑丈なこと。国産品のようにやたらスイッチやつまみを多くして、それだけ故障箇所を増やしているのとちがって、シンプルなだけに『柔』な感じを受けません。

他のラジカセと違ってとっても重宝しているのはこのキャリングケースです。もともと重量級のラジカセなのでこれだけのしっかりしたケースになるのでしょうが、サイドのポケットにはMDや接続コードもしっかり収納できるのでとても助かります。もちろんこのケースに入れたまま音を出すことができます。

このBoseが本領を発揮するのは、一人で音を楽しむときより、何人か集まった場で、それなりのしっかりした音質で音楽を聞く場面です。私は趣味でアンサンブルをやっていますが、そのときの録音を皆で聞くときなど普通のラジカセでは音量、音質とも物足りなく、やはりこのBoseでなくてはと思います。

小型PAとしても使え、実際室内楽のコンサートではチェンバロ(電子ピアノ)の音を補強するのに使用できました。

 音は、しっかり中身のつまっているという印象の音です。
 オーケストラであれば、盛り上がりの部分でのエネルギーがちゃんと伝わるとか、弦楽四重奏であれば、低音のチェロのおとがしっかり全体を支えてくれるというイメージの音です。当然いわゆるラジカセや安いコンポのレベルよりはずっと上です。
 左右のスピーカーが40cm弱しか離れていないこともあり、広がり感とか包容力という感じには欠けるので、まともに向き合ってシンフォニーなどを聞くと少し疲れると感じるかもしれません。


おまけ

 実は3年ほど経って、カセットの調子が悪くなったのですが、なんと保証書もなしで(もともとついていなかった)、宅急便着払いでメーカに送り、無償で修理してもらいました。このときのメーカーの対応には感激しました。



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