ペカンナッツ   2019~2024


 2024

 4月18日 ショショーニの芽キズを付けた芽が、
1週間遅れで動き出しました。
昨年の経験から、♀花は遅く動き出した新梢に咲きます。
これが♀花に成れば、隔年性を緩和する事ができます。
   
2月24日 「♀花は新梢の先端に咲き、♂花は2年枝に咲く」これを昨年は実感しました。根がしっかり張り樹勢も心配ないと判断し、今年の剪定は枝を整理し、骨組みを作ることを主眼にしました。♀花の咲く新梢が多く出ることを期待しますが、少し心配です。 隔年結果性が強いと云われる「ショショーニ」には、芽キズを着けてみました。
 
 2023
 10月30日 開花が早かったため、昨年より10日ほど早い収穫に成りました。 
 品 種  ウイチタ(2本)  シャイアン  ショショーニ  ケープファー
 2023 13,3kg  3,5kg 1,6kg 1,3kg  約 19,7kg 
 2022 120個   32個 0個  5個  約   1,5kg 
収穫期が中~晩のシャイアンには、少し早かったようで、実の基が白いモノが有りました。 ペカンの収穫量には「先行型」と「追い込み型」 が有るそうです。 先行型は早くから沢山収穫でき、成木に成ると徐々に着果量が減る。
追い込み型は徐々に収穫量が増えるようです。樹の寿命は100~200年。気の短い私には、「先行型」が欲しいものです。

   
 5月17日 交配作業を止めます。交配を始めて2週間、飽きました。いずれの品種もある程度一斉に咲きますが(♀花)遅れて咲く花を追っていると、切りが有りません。ウイチタの♂花は、未だに開葯しません。昨年はシャイアン、ウイチタ共、ほぼ同時に咲いた記憶が有りますが、今年も大量の房が有りますが、ウイチタの花粉を使うことが出来ませんでした。開花が安定するのは、移植後の期間が何年必要なのかな?
    5月02日 ようやく「ケープファー」の花粉が飛び出し、交配が出来るようになりました。最初は、昨年全滅の「ショショーニ」です。葯が弾けると、そこが黒く見えるようになります。
品 種  ウイチタ  ショショーニ  シャイアン  ケープファー
♀花  開花始め  5/06 4/28    5/05 5/04
 ♂花  開花始め 5/17日現在
開葯せず 

5/20 開葯始まる
5/16
極少 5/17 ほぼ終了
 5/05 
 5/01  
カタログ上の
特 質
♀花 早~中
♂花 中 
自家和合性 不明
♀花 早~中
♂花 中 
自家和合性 〇 
♀花 中~晩
♂花 中 
自家和合性 不明 
♀花 中~晩
♂花 早 
自家和合性 〇  
 4月06日 ケープファーの♂花の蕾が、大量に着きだしました。昨年より10日程早いようです。これから咲く♀花にも、期待が膨らみます。
 棚に沿わせた2年目の枝に、大量に芽吹きました。樹勢を抑えた枝の方が、花芽が出来やすい様です。他の品種は、まだ先に成るようです。

 
 2022
 11月11日 表皮の割れが大きく成り、実の落下は有りませんが、収穫することにしました。
 ウエチタ=120個(2本) シャイアン=32個 ケープファー=5個 いずれも1粒10g前後です。 収穫後2週間ほど陰干しが必要と、指導を受けています。加熱乾燥をすると、栄養成分が壊れるとも聞いています。YouTube(pecan crop)で収穫の様子を見ますと、「ポーニー」は油分が多く、バターの様だと言っていましたが、この品種は我が家には有りません。
子供のころ読んだ冒険小説に「森に入れば食料には困らない、バターの生る木もあるし」を思い出しました。
  早く割って、中身が空で無いことを確認したい。
たよりなく軽いことが心配です。

追記 25日 食べてみる 個人の感想です。
 油分 ケープファー ≧ ウイチタ > シャイアン
 10月17日 表皮が割れてきました。収穫適期をどの様に判断するか、判かっていません。栗の様にイガがはじけ、実が落ちるまで待つのか? 表皮がめくれ、実が見えたら収穫するのか? 落ちても良い様、水切りネットを付けました。    
 7月22日 「芽接」をしました。梨の芽接は8月中~下旬ごろに行いますが、ナイフで切れ目を入れた処、表皮が別れましたので、挑戦してみました。シャイアン➡ケープファー、ショショーニ。    
   6月24日 実の膨らみ始めたシャイアンに、再び♂花が咲きだしました。花を咲かす事は負担になるはずです、「シャイアンの樹勢が弱い」との評価はここにも有るようです。ペカンの樹を小さく育てたいならば、この品種が良さそうです。

5月31日 花の時期が終わったと判断し、我が家の品種の評価をします。
いずれの品種も♂花が先に咲きました。
咲き順は 1.ケープファー 2.シャイアン 3.ウイチタ 4.ショショーニ
ケープファーの♂花の終末期に、ウイチタとシャイアンの♀花が咲き始めました。ナッツの品質にどれ程の差が有るか分かりませんがせんが、この2種を推奨します。
 ウイチタ    
  品種登録 1959
 ♂花の数は多く、長い期間咲いてくれました。 ♀花の数もまま有りました。
 シャイアン   
  品種登録 1970
 ♂花の数が非常に多く、長い期間咲いてくれました、これが樹に負担を掛けているようです。花粉採取には最適です。 ♀花の数もまま有りました。
 ケープファー  
  品種登録 1937
 ♂花の数はまずまずですが、早く咲いたため我が家には相手が有りませんでした。 落花後♀花が咲きました。2か所にだけ。
 ショショーニ   可
  品種登録 1972
 ♂花は遅くに少し咲きました。♀花は皆無。カタログには「隔年結果性」が強いと有り、今年が裏年? 新しく登録されたのですから、良い点が有るはずですが?
   実が膨らんだように見えます。年末には3種のピーカンの食べ比べが出来そうです。 遅れて♀花が咲く事を期待し、花粉を冷蔵庫で保存しました。  
 5月15日 数わずか♀花が咲き始め、待ってた交配を始めました。花粉はシャイアンを使い、貯蔵した♂花は、使えませんでした。茎ごと貯蔵したため、袋内部が結露したのです。今回は♂花の茎を振り、花粉のみ袋に取り込みました。花粉は大量に落ちるため、簡単に採取できます。大量に飛散するという事は植物学的には、自然交配が難しい証では? 最初に開花したケープファーの♂花は散り、♀花は未だ開花しません。自家受粉は不可能です。ウイチタは♂♀の開花が近接しているため、自家受粉の可能性が有ります。♀花は小さく、新梢の先端に上向きで咲きます。風による枝折れと、樹高を嫌い棚仕立てにしましたが、自然交配のためには、立ち木仕立てが良いと思われます。
 
 
シャイアン
 
  ケープファー
 
シャイアン
 5月10日 ケープファーの花粉が、飛び始めました。しかし♀花は、いずれの品種も咲きません。そこで ケープファーとシャイアンの♂花をジプロックに切り込み、冷蔵庫で貯蔵し、♀花の開花を待つことにしました。また シャイアンの樹勢が弱い理由は、花芽が近接し、大量に花を咲かせるためと考えます。ショショーニは♂花が少なく、早々に散り始めました。♀花は多いことを期待します。

 4月13日 カタログの説明どうり、ケープファーの雄花が出ました。他の品種の花芽は動いていません。葉芽の基に出るようです。早いと云われる、ウイチタとショショーニの雌花の出るのが楽しみです。  
         
 ウイチタ1
収穫期-中
 ♂中 ♀早~中
 ウイチタ2
収穫期-中
 ♂中 ♀早~中
  シャイアン
収穫期-中~晩
 ♂中 ♀中~晩
  ケープファー
収穫期-中~晩
 ♂早 ♀中~晩
  ショショーニ
収穫期-早~中
 ♂中 ♀早~中
 
 2021

 12月11日 紅葉し、落葉が始まりました。梨では早生種から落葉しますが、ペカンは逆の様です。
   追記 夏 新梢に着いた葉の大きさ、数に驚き、風の被害を避けるため 急遽棚仕立て変更しました。   
       
 ウイチタ1
収穫期-中
ウイチタ2
収穫期-中
 シャイアン
収穫期-中~晩
 ケープファー
収穫期-中~晩
 ショショーニ
収穫期-早~中
 
ケープフィアー
 
ウイチタ
 5月14日 摘芯した「ケープフィアー」「ウイチタ」に、花らしきものが咲きました。雄花か雌花かも分かりません。摘芯したため、余力が有るのかもしれません。
 追記 3日後ケープフィアーの花は落花しました。もう少し白くなると思いましたが、この状態が満開だった様です。

 2020
 12月10日  まだ落葉はしませんが、ようやく色づいてきました。心配していたウイチタ2も育ってくれました。新梢が出なかった「ケープフィアー」は見上げる高さに成りました。落葉し休眠期に入りましたら摘芯し、側枝を伸ばす仕立てにする予定です。普及所から初年度は、80cm~100cmの樹高にするよう、指導がありました。
         
 ウイチタ1 150cm
♀花-先 早~中
♂花-中
早熟、多収
収穫期-中

 ウイチタ2 165cm



 シャイアン 120cm
♂花-先 中 
♀花 中~晩
早熟、多収
収穫期-中~晩

 ケープフィアー 280cm
♂花-先、早 
♀花、中~晩
早熟、多収
収穫期-中~晩

 ショショーニ 195cm
♀花-先 早~中
♂花-中
早熟、多収 
収穫期-早~中

   7月15日 心配をしていた「ウィチタ2」の芽が動き出しました。日当たりの差が有りますが、「ケープフィアー」の成長が一番盛んで、群を抜いています。ウィチタのカタログの説明では、樹勢が強く若木でも結実すると有りますが、我が家のウィチタは締まった感が有りますが、強いとは感じません。
 6月30日 移植してから1か月、一番小さかったウイチタ2以外は、若葉が出てきました。枯れた様子が見えませんので、これからだと思いますが、少し心配です。
         
 ウィチタ1  ウィチタ2  シャイアン   ケープフィアー  ショショーニ
 5月30日 昨日苗木が届き、今朝移植しました。オーストラリアから輸入した7品種の内4品種が我が家に届きました。品種は自分では選べません、「あてがいぶち」です(選択する知識が有りませんので当然)。苗屋さんで選べるの有れば、買わないであろう不安な苗も混じっていました。南半球から来て、二度の春を過ごしたのですから、ストレスが溜まっているはずです。無事に育つことを祈ります。雌雄同株ですが、雄花と雌花の開花時期がズレる様です。複数品種を植え、結果待ちです。開花時期が合わなければ、花粉の冷凍保存を考えなければなりません。楽しみで有り不安です。
         
 ウィチタ1  ウィチタ2  シャイアン  ケープ フィアー  ショショーニ
 2020 3月 ペカンナッツの植え付け場所を準備しました。大木に成るとの事で、「根域制限栽培」に挑戦します。根の伸長範囲を制限し、成長を抑制するモノです。これにより樹高を抑え、結実を早くするのが目的です。講習会での質問では、実績は無いようです。当然のことで、広大なアメリカやオーストラリアでは栽培地の制限は考えられず、自由に伸ばしているはずです。材料は水田で使う畦畔用資材です。穴の大きさはこの資材により決まりました。直径1m20深さ90cm。 波板は地表から20cm下げました。20か30で悩みましたが、30cmでは上根が十分に伸びられる深さです。 20cmでは雨水の流入量に不安が有ります。この栽培法の良否は、10年後かな?
     
 2019
  11月12日  将来有望な、ナッツ栽培はいかかでしょう!!  ペカンナッツの講習会(埼玉県で初)
 参加してきました。国内には、手本としたい産地は無く、手探り状態ではじまりそうです。300種ほど有る品種の中から、国内生産に適した品種として100種までに絞たそうです。今後も研究を続け、来春オーストラリアから手元にとどきます。私の代ではあまり期待せず、換金作物では無く、趣味の作物として始めた方が良さそうです。ペカンナッツは放置すると、樹高が30mにもなる巨木になるようです。日照権の問題が起きそうです。また美味しいナッツのため、病害虫の心配が有ります。 獣害(増えているハクビシン、アライグマ) 鳥害(カラス、ムクドリ) 虫害(カミキリムシ、カメムシ) 病害(不明) 農薬使えない(登録農薬皆無) 苗木(高価) 不安山積です。