防除記録2024 埼玉県病害虫防除所


 4月の防除
 今年も昨年同様の暖冬で、開花も早いと予想されていましたが、3月中旬から急に気温が下がり「交配作業」は4月6日からと成りました。
散 布
月 日
農 薬 名 希 釈
倍 数
収穫前
日 数
散布量
反当 L
対象病害虫
3/4 クムラス
アプロードフロアブル
ハーベストオイル
300
1,000
50
発芽前 250 ニセサビダニ、ハダニ
 
  晩生種のみ
4/2 アントラコール顆粒水和剤 (殺菌剤)
ダイアジノン水和剤(殺虫剤)
500
1,000
45
14
200  黒星病 赤星病 
カイガラ虫 シンクイ虫 ハマキ虫
4/12 スコア顆粒水和剤 (殺菌剤)
トレノックスFL(殺菌剤)
アクタラ顆粒 (殺虫剤)
2,000
500
2,000
14
30
1
200 黒星病 赤星病
黒星病、輪紋病 芯腐れ病
アブラ虫 シンクイ虫
 ハマキ虫
ファンタジスタ顆粒水和 (殺菌剤)
ハチハチFL  (殺虫剤)
3,000
2,000
1
30
200 黒星病 赤星病 芯腐れ病
アブラ虫 
シンクイ虫 カメ虫
   ノーモルト乳剤 (殺虫剤) 1,000 200   シンクイ虫  カメ虫 追加防除
5月の防除
 5月になると黒星病は感染期から外れ、害虫の活動が活発になります。今月は コナカイガラ、ハダニ、ニセサビダニ、アブラムシ等の防除、後半は 輪紋病の感染期に入ります。  
散 布
月 日
農 薬 名 希 釈
倍 数
収穫前
日 数
散布量
反当 L
対象病害虫
インダーフロアブル (殺菌剤)
トレノックスFL (殺菌剤)
サイアノックス (殺虫剤)
5,000
500
1,000
7
30
45
200 黒星病 赤星病
芯腐れ病

アブラ虫 シンクイ虫 ニセサビダニ
ディランFL (殺菌剤)
モベントフロアブル (殺虫剤)
1,000
2,000
60
14
200 黒星病 赤星病 輪紋病 芯腐れ病
アブラ虫、カイガラ虫、ハダニ類、
ニセサビダニ
  コンフューザーN 設置
  ( 性フェロモン剤)  
一反
150本
  
      シンクイ虫
ベルクートFL (殺菌剤)
オリオン水和剤40(殺虫剤)
1,500
1,000
14
 3 
200   黒星病、輪紋病 芯腐れ病
 アブラ虫
 カメ虫
6月の防除
6月上旬から7月中旬は「輪紋病」の感染期です。梅雨に入ると雨のため防除が予定どうりいかなくなりますが、輪紋病は雨により飛沫感染するため、小雨なら決行の気持ちが必要です。
散布
月日
農 薬 名 希釈
倍数
収穫前
日数
散布量
反当 L
対象病害虫
ジマンダイセン水和剤 (殺菌剤)
ダニコングフロアブル  (殺ダニ剤)
500
2,000
30
1
230 黒星病 赤星病
ハダニ
ベルクートフロアブル (殺菌剤)
モスピラン顆粒水溶剤 (殺虫剤)
1,500
2,000
14
1
230 黒星病 輪紋病
クワコナカイガラ アブラ虫 シンクイ虫
オーソサイド水和剤 (殺菌剤)
ダニオーテフロアブル (殺虫剤)
600
2,000
3
1
230 輪紋病 黒星病
ハダニ類 
7月の防除
6月下旬から7月は再び「黒星病」の感染期に入り、「輪紋病」と共に防除に気を使います。
気温が上がりますと「ダニ」の発生も心配されます。大量に発生しますと落葉し、美味しい梨になりません。
 
散布
月日
農 薬 名 希釈
倍数
収穫前
日数
散布量
反当 L
対象病害虫
オンリーワンフロアブル (殺菌剤)
ベルクートフロアブル (殺菌剤)
ヨーバルFL (殺虫剤)
2,000
1,500
5,000
1
14
1
200 黒星病 輪紋病

アブラ虫 シンクイ虫 カメ虫
カネマイト (殺虫剤)
アルバリン顆粒水溶剤(殺虫剤)
1,000
2,000
1
1
250 ハダニ類 
シンクイ虫類 カメ虫 コナカイガラ
ナリアWDG (殺菌剤)
バリアード顆粒水和剤 (殺虫剤)
1,000
2,000
1
1
250 黒星病 輪紋病
アブラ虫類、コナカイガラ虫類、シンクイ虫類、カメ虫類
 コンフューザーN 追加設置
  ( 性フェロモン剤)  

  シンクイ虫  一部のみ
 コロマイト乳剤 1,000     ハダニ類 一部(あきずき)
8月の防除
  高温、乾燥が続き、各処にダニが発生
散布
月日
農 薬 名 希釈
倍数
収穫前
日数
散布量
反当 L
対象病害虫
 エクシレルSE 2,500  250   ハダニ類 残り全部
ノーモルト乳剤 (殺虫剤) 1,000 200  シンクイ虫類   
250    ハダニ類 一部(あきづき)
ディアナWDG (殺虫剤) 250  シンクイ虫類  (中晩種のみ)
9月の防除
  
散布
月日
農 薬 名 希釈
倍数
収穫前
日数
散布量
反当 L
対象病害虫
モスピラン顆粒水溶剤 2,000 1 200  カイガラ虫 シンクイ虫
  
10月11月の防除
 収穫が終わり、来年に向け「黒星病」対策の防除をします。落葉前のこの時期の防除が、いちばん重要だそうです。
散布
月日
農 薬 名 希釈
倍数
収穫前
日数
散布量
反当 L
対象病害虫
ドキリンフロアブル (殺菌剤) 
コルト顆粒水和剤
1,000
3,000
3
1
200 黒星病
カイガラ虫
デランフロアブル 1000 60 200 黒星病