|
|
|
■このページのルート:左の地図を参照 (バンコク→)デリー―<深夜バス>→ジョードプル ■私たちが旅した1995年現在の現地通貨レート インドの通貨ルピー(Rs)のレート 1Rs=約3.4円 ■デリーとは・・・ 古代からいくつかの王朝が興亡した都市で、現在のインド の政治経済の中心地。モダンな街並の首都ニューデリー とムガル帝国時代の雰囲気が残るオールドデリーに 分かれている。 |
〜2月20日〜
|
|
早朝2:40、デリーに到着。そう、ちょうど1年半前も私たちはここからインドの旅を始めたのだった。 今回はどんな旅になるんだろ〜っ?? わくわくドキドキ・・・遠足前日に眠れない小学生の気分だ。
順調に入国し、とりあえず空港内の椅子に座り込み、朝を待ってから、リムジンバスみたいなのに (20Rs=約67円)乗り込んで、町の中心部、ニューデリー駅まで出た。 車内には※スィク教の人がたくさんいる上、まだ少し薄暗いインドの街は2度目の私でさえ、かなりびくびく してしまう。。。
制度を否定し、人間の平等を唱える。信徒総数は、インド全人口の約1.6%くらいと少数だが、ビジネスなどで活躍している人 が多いらしい。あのターバンをかぶって、ひげをはやしている姿でもおなじみ。」
しかし、明るくなってインドの街並みが見えてくるにつれ、突然私の頭の中で、ある音楽が鳴り始めた。
♪エ〜リィ モハ〜バテニィーイ〜〜 ティリィハバァァ〜〜 トレビヤ〜〜〜ァ♪ 注:これはあくまでも私の耳にそう聞こえるのを文字にしたもので、正しい発音は分かりましぇーん(笑)。
それは、以前の旅で買ったインドのテープに入っている1つの歌。 インドの歌といえば、少し前にあの「ハイ・ボーイ♪」のCMソングで、渋い声のインド人男性と超甲高い 声のインド人女性の歌が流れていたのは皆さんは覚えているだろうか? 前回のインド訪問のときにインドのテープを3本買ったが、どれもだいたいあーいう感じの男女ペアの歌 ばかりだった。 これも初めはなんじゃこりゃー?とか思ってたんだけど、何回も聞いているうちにだんだん味が出てきて 好きになってくるから怖い。それこそ、インドマジックってやつだ。 その中でも最も気に入っている曲が聴こえてきたのだ・・・。
・・・といっても、こんな朝っぱらのバスの中で本当にそれが流れているはずはない、ただの空耳なのだ。 その不思議な現象に妙に心が踊った。このドキドキ感をどう表現したらいいんだろうーっ!! そう、その音楽とともに私たちの真のインドの旅が始まったのだ。
ついに来た、またこのインドに!!
と、ここまでは最高にHAPPYな気分の私たち。でもインドがそれで許してくれるはずがあるわけない。 何せここは、正真正銘のとんでもない国、インドなのだから・・・。 |
|
|
それはまず、バスを降りたところから始まった。 さて、どうしたもんかと思っているところに寄って来た男にまんまとのせられて、政府観光局と称する いわくつきのオフィスに連れていかれた。 言い出したらてこでもきかない頑固そうな感じのおばちゃんとビジネスライクなおじさんが、私たちを迎え 入れてくれ、タール砂漠まで行きたい私たちにあるバスチケットを紹介してくれた。
「これが最後のチケットだよ、これを逃したら、行かれなくなっちまうよっ!」
早速、殺し文句炸裂!とにかく私たちには悠長に翌日以降の適当なバスを探すほどの時間がない! これしかないと言われれば、これを買うしかなかったのだ。 そーして、いつの間にか※680Rs(約2,293円)もする超(!!)高額なバスチケット(タール砂漠の 玄関口ジョードプール行き)を購入するはめになった。あーおばかちんな2人。
後で現地の人に聞いてみると、もっと全然!全然!安くいけるし、そんなにすぐチケットがいっぱいになる はずはないんだって・・・。げげげっっ!!! やっ、やられた! 注意していたつもりが、インドに着いた喜びで気持ちが舞い上がっていたのと、それしかないと言われて 仕方ないなという気持ちがあって買ってしまったのだ。 あー、貧乏旅行なのに、最初から波乱含み。この失敗は今後の私たちの旅の教訓になることを願う。
とってどれほど高額だったか分かりますよね。この教訓が今後いかされたかどうか、どうぞ続きを見て下さいね!」 |
|
|
それから、デリー郊外にあるジャワハルラル・ネルー大学(J.N.U)の学生さんのアヌーファという 女の子に会いに行った。その子は、以前のインド訪問のとき交流を持った学生の一人である。 その後もたかをがちゃーんと連絡をとりあっていて、今回も会うことになったのだ。たかを、えらいぞー! (でも、そんなマメさが実はあるんだったら、私たちにもちゃーんと連絡よこしてね/ちょっとぼやき気味)
まず、たかをがアヌーファに電話をして行き方を聞き、近くのバス停から、615番のバスに乗って、 1時間くらいかけてや〜っと、大学のキャンパスに着いた。ふぅ〜。
寮の彼女の部屋に行き、アヌーファと対面する。笑顔のステキな感じのよい女の子だ。 インドの学生がよく着ているパンジャビードレスという民族服を着てなくて、普通のTシャツにジーパン姿 がとても印象的だった。確実にインドの大学生も変わりつつあるということか。
それにしても私、アヌーファのことまるで覚えていないのよーん。けっこうもの忘れ激しいの〜、私。 もちろんそんな素振りは微塵も見せなかったけど・・・(汗)。たかをに口裏合わせながら一生懸命 思い出してたんだけど、ダメだなこりゃ。ごめんよ、アヌーファ。
ちなみに、私たちが食べたのものは、
1.IDLY (米の粉で作った蒸しパン。肉まんみたいな感じ) 2.MASALA DOSA (ポテトが入っているクレープのようなもの) 3.UTTAPAM (玉ねぎ)
これらに辛いソースをつけて食べるんだけど、すっごいおいし〜!!と言えるものはないが、久々にインドを 感じて、2人とも食が進む、進む〜。 食後にはもちろん、チャイ(インドの砂糖・ミルク入りの紅茶)も飲んだ。
私は、このあまーいチャイが何よりも大好きだ。 インドの街を歩いていると、道端のあちこちにチャイ屋がある。チャイ屋といっても、簡易な屋台のような ものなのだが、ここでわずか2Rs(3〜4円)くらいの値段で飲めるこのチャイの甘さが、旅の疲れを ものすごく和らげてくれるのだ。。。
わけのわからない奴に出くわして、怒り心頭に達していても、このチャイを飲むと、心安らいだっけなぁ。 日本では、紅茶に絶対砂糖入れない派の私が、インドだとこの甘さが苦にならず飲めるんだよね〜、 不思議。中にはジンジャー入りのもありこれもまた美味なのよ〜♪ もちろん、日本のインド料理屋に行けば飲めるかとは思うのだけど、インドで飲むのが何よりも格別。 皆さんも、インドに行く機会があれば、是非一度お試しあれ!
さてさて、食後、アヌーファの一声で、日本語が話せる男子学生など前回交流したはず(?)の仲間たち が3人、ぞろぞろと集まってくれた。でっでもぉー、ここでも誰一人覚えてないのよぉ〜!!(汗、汗、汗)
その他の学生さんは、日本語ぺらぺらの「ANIT」、前に歌を歌ってくれた「DEV」、あと1人「アブニータ」。みんな私たちが旅行 したこの年の3月に試験を受けた後、就職活動を控えている。アヌーファはもう2年ほど大学院で勉強してから、日本で言う総研 のようなところに勤めたいと話していた。ANITは日本に興味があるようで、奨学金を取って日本に留学したいそうだ。
そういえば、アヌーファをはじめとして全員揃いも揃ってめがねをかけていた。その上、流暢な英語で インドや日本の政治や経済の話をされると、この人たちのエリートぶりを感じずにはいられない。 偏見かもしれないが、街を歩いていて私たちにからかい混じりに近づいてくる人たちとは、全く別世界の 人たちに思えた。しかしお高くとまっているという感じは更々なく、真面目に勉学に取り組んでいる本当に 親切な学生さんたちだった。
そうそう、突然思い出したが、実は前回のインド訪問のとき、ここの大学生との交流で盆踊りを踊って 見せたのだ。見覚えのある広場を通ったときに、その記憶が蘇ってきた。 たかをの熱血指導が事前にあったんだよぉ〜。(盆踊りもお手のものなのです・・・さすがブルたかを!) インドの学生さんたちも盆踊りはかなり印象に残ってるみたいだった。 でも・・・・・、インド映画なんかを見ると、インド人のダンスはそりゃあ〜激しくてすごいから、あんな盆踊り なんて屁でもないわって今更ながら思うけど・・・。まあ、文化の違いみたいなものを感じてもらえたかな。 |
|
|
楽しいひと時も過ぎ、とうとうここを離れるときがきた。さよ〜なら〜、みんな! またいつか〜!
アヌーファに見送られ、17:15発のバスで街の中心部へ戻る。このバスは往復で8Rs(約27円)。
元の場所に戻り、ジョードプル行きのバスの出発の時間までしばし休憩。チャイを飲んでると変な男たち がへらへらとからかいまじりにやってきた。むかつくぅ! 日本人なめられてるよー!!
街で出くわすインド人は、日本人にはけっこうずうずうしい態度を取ってくるような気がする。 日本人は童顔で、体格的にも欧米人より小柄な人が多いので、そうなっちゃうんだろうな〜。 でも、ふざけんなーっっ!!(怒) 日本の女子をなめるんじゃないぜー!!!な〜、たかを!
おっと、そろそろ移動しないと。19:30頃、※リクシャーでバススタンドがあるオールドデリーに向かう。 オールドデリーの街の雰囲気は、近代的なニューデリーとはまるで違ってなかなか味がある。
ここは、あのタージマハルを建設させたムガル王朝第5代皇帝のシャージャハーンが、17世紀前半に アグラから都を移したところで、当時の面影を色濃く残しているのが分かった。 時間があれば、ゆっくり歩いて見たい気もするが、欲張り旅行者の私たちは先を急がねばならない。 その雰囲気だけをリクシャー越しに感じて、バススタンドに着いた。
この辺りの売店で、夕食になるようなフルーツやらビスケットなどを買い込み、ジョードプル行きのバスに 20:10頃乗り込む。まあまあのバスってとこか。あくまでも第一印象は・・・。
で二人乗り。この運転手は“リクシャワーラー”といい、この人と事前に料金の交渉をするのも楽しい。コツは現地の言葉である ヒンディー語で値切ること。よく、土産物屋などに連れて行こうとするやつがいるので注意。」 |
|
|
それから待つことかれこれ2時間ほど、21:40になってようやく出発した。インド時間は健在だ。
時間が正確な日本の乗り物と違って、ここインドでは時間があってないようなものだ。 初めは、このルーズなインド時間にとまどったりもしたが、2回目にもなるとインドはこうでなくっちゃ! みたいな気持ちになる。今回は、初日からすっかりインド時間に慣れていた。
それにしても、バスの中は現地人であふれ返ってはいるが、どうやらツーリストは私たちだけみたいだ。 他のバックパッカーの方々はあんまり夜行バスって利用しないのかな?? この時点では二人して余裕ぶっこいちゃって、インドの深夜バスでの移動をかなり軽く考えていた。
ところが・・・・・、
がっくん、がっくん、がっくん、がっくん、がっくん・・・・・・
ちょっとぉ〜? 何よこれぇ〜!?!?
インドの道のひどいことひどいこと!半端じゃないよ、これっ。 こんなんで寝るのは至難の業だよー! おまけに風がビュウビュウ入り込んできて、あまりに、あ・ま・りにさぶすぎるぅー!! 持ってきた寝袋やら、上着やら、あるもの全てで防寒するが、それでも全然だめ。 う〜さぶぅ〜、ぶるぶるぶる・・・。 こんな状況下で、寝れる人の顔が見てみた・・・、
あれっ!たかをちゃん!?
もしかして・・・??
スースー(Zzz)
・・・・・たかを、あなたという人は一体?? この人、もしかして本当に現地人だったり? (ありえなくない話)
とまあ、あまりに過酷な深夜バスでの旅。今回の旅行こんなんばっかりなんだよねー。 だって、宿代を出さずに、次の街に移動できるじゃん。 極貧旅行なんだから、このくらいじゃ根をあげないように、がんばらなきゃ。そう、がんばらなきゃ!! (と、無理やりいい聞かせるしかない、けっこう頑張り屋の私だった)
■今日の一人当たりの出費 : 722Rs(約2,435円) |