夜中。僕は夢を見た。
黒い長い髪の少女が薔薇園で横たわっている。
長い髪が放射状に広がっている。まるで眠っているように。
けれどその胸にはナイフが深々と刺さっている。
そして赤い血だまりが広がっている。
彼女は死んでいる。
イヤ殺されている。
僕に。



夢から覚めた。
清清しい美しい朝だった。
僕は朝食前に散歩に出た。
庭園の中を散歩する。
一日の中で世界が一番美しいのは朝だと僕は思う。
澄んだ空気も朝露もすべてが美しい。

僕はそう、確かに美しいものが好き。
僕は自室で鏡を見つめた。
白い肌に長い前髪そしてそこから勝気な瞳が見える。
キレイな顔。確かに・・・。でも僕にとっての最高はこれではない。この顔ではない。
僕の理想はセンセイの顔。あの憂いのあるやさしい美しい顔。
半分が火傷のけれど美しい顔。それは完成されない美への憧れだろうか?
ビーナスの腕がないのと同じように完成されない美は無限の美しさなのだろうか?
イヤ違う。
僕の愛はそんなモノではない。
僕はセンセイの顔に火傷があろうがなかろうが美しいと思う。
僕はそれ程にセンセイの事が好きなんだ。
そう、好き。
好きなんだ。



廊下でヒバリが声をかけてくる。
「おはようレイン。君の過去が判ったよ」
いつもの調子だった。
僕は食堂の棚からトレーを出すと食事を受け取るために厨房横の列に並ぶ。
「ふーん。今日は何?」
ヒバリはニコニコ微笑んで楽しそうに言う。

「君はきっと殺人鬼だったんだよ」
僕はチラリとヒバリを見る。
「君は夜毎美女を求めては街を彷徨い、獲物を見つけるとナイフで刺し殺してたんだ。
切り裂きジャクみたいにね!」
僕はヒバリを睨むように鋭く見つめた。するとヒバリは一瞬ビクリとする。
僕はそんなヒバリを見てニヤリと笑う。
「そうだよ。僕は殺人鬼だよ。記憶がないなんて嘘だよ。捕まりたくないからね、記憶が
ないふりをしてるんだよ。街ではいつもナイフで長い髪の女ばかり襲ってたんだ」
僕はすごむように言ってやった。
すると驚いて目を見開いていたヒバリは大声を出した。
「すっげー!レイン格好良いよ!!サイン欲しいーーー!」
その反応は僕の予想外だった。まるで子供だ。
イヤ、子供で良いのか。見た目おそらくヒバリは10代前半。せいぜい13歳位だろう。
「いいよ。じゃあ後で血のサインしてあげるから部屋においでよ」
そう言うとヒバリはご機嫌でまた大声で話しだしていた。
僕は考える。
果たしてヒバリの空想は嘘と言えるのだろうか?
記憶のない僕には判らない。今朝見た夢がただの夢かあるいは過去の出来事か。
真実は僕にはないんだ・・・・・・・・・・・。




「レインはサカナと仲が良いんだね」
言われて僕は驚いた。
美しい顔でセンセイが言う。
「僕が?サカナと?」
不思議に思いながら聞くと薔薇園の薔薇をバックにセンセイが言う。
「だってほら」
言われて僕は振り向いた。
そこには昨日と同じように僕のいるベンチの反対側にサカナが座っていた。
「サカナ・・・・・・」
一言も言葉を話さない小柄な少年は、僕の目をじっと見つめたあとでベンチから立ち上がると走り出した。
何だというのだろう?
「サカナは誰にも懐かないのにレインの事は好きみたいだよ」
「僕のことを?」
僕はセンセイの瞳を見つめる。
「ああ。言葉を持たない・・・使わないサカナが、君の近くにいるっていうのは、
きっとそれだけでコミニュケーションをとっているってことだと思うんだよ」
「・・・・・・・・・・」
僕はサカナのいなくなった方の庭を見つめた。
枯れた薔薇が見えるだけだった・・・・・・・・・・・・。



僕はセンセイを見つめると昨夜の夢の事を思い出した。
僕の胸がチリリと痛む。
それは夢の中で殺してしまった彼女を思っての罪悪感ではない。
センセイと恋人だった人間に対してのただの嫉妬心だった。

「ねえ、センセイ。昨日言ってた恋人のこと、もっと聞かせてくれる?」
その僕の言葉に微笑んでいたセンセイの顔が強張る。
触れられたくない過去の事なのだと言うのは想像がつく。
でも僕は知りたかった。センセイを傷つけても良いからセンセイの過去が知りたかった。

「・・・聞いて面白い話じゃないよ・・・」
「うん。でも知りたいんだ」
そう言うとセンセイは困ったような顔をした。
「そんな話はいいから、そうだ、サカナを追いかけてあげたらどうかな?サカナは
レインが話しかけてあげたら喜ぶんじゃないかな?」
その言葉に僕はムっとした。
そしてセンセイを睨むと背伸びしながらセンセイの胸のシャツを掴む。
「僕はサカナじゃなくてセンセイと話したいんだ」
僕は間近にあるセンセイの顔を見ながら言う。
キレイな二重の目が驚いたように僕を見つめる。僕はそんなセンセイの唇を見た。
今、ここでキスしてしまいたい。この美しい唇に・・・・。
「レ、レイン・・・?」
戸惑うようにセンセイが僕の名を呼ぶ。
その美しい声に僕の胸が詰まる。僕の気持が溢れ出す。

「好き。僕はセンセイが好きなんだ。サカナなんかどうでもいい。
僕はセンセイが好きだから、だからもっと僕を見てよ・・・・・・・・」

その言葉にセンセイの体が強張ったのが判った。
そしてセンセイは僕の手をそっと外すと、悲しそうな瞳で僕を見つめる。
「本気で言ってるの・・・?」
「本気だよ」
僕はちょっとムっとしながらもハッキリと言った。
センセイは悲しそうな目で僕を見る。

「・・・勘違いじゃないのかな。君はまだこの施設に慣れてなくて、それで年上の
僕が頼りになるような、そんな気がしてるだけじゃないのかな?」
その言葉に僕は言う。
「違うよ。施設にも慣れたし、友達だってちゃんといる。でもセンセイは特別なんだ」
「・・・・・・・・・」
「僕はセンセイが好きなんだ。理由なんかない。初めて会った時から僕はセンセイの
事ばかりが気になっていつも見てた。センセイの事ばかりだよ。勘違いなんかじゃないんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」


センセイは困ったように黙り込んだまま俯いている。
そして暫くの間の後で呟くように言った。
「・・・でも、僕はこんな顔だよ。君に好かれるような顔じゃない」
その言葉に僕は叫ぶように言った。
「キレイだよ!センセイの顔はすっごくキレイだ。僕はその顔が大好きだよ。
この世の中にセンセイよりキレイだと思える人なんかいないんだ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
センセイは僕を見つめたまま彫像のように立ちつくしていた。
「・・・本気で言ってるの?」
その言葉に僕は強く頷く。
「そうだよ!僕は今のままのセンセイをキレイだと思うんだ。今のままのセンセイが好きなんだ!」

その言葉はセンセイに届いたのだろうか?
僕がじっと見ているとセンセイはゆっくりと、倒れるようにベンチに座った。
僕は暫くその姿を見ていたが、やがて隣に腰を下ろした。
そして僕はセンセイが話し出すのをじっと待った。


どれ位待っただろう。
センセイは顔を上げると僕を見た。
「・・・・君が聞きたがっていた、過去のことを話すよ。そしてこの話を聞いた後でも
君の気持が変わらないか聞かせて欲しい」
その言葉に僕は頷いた。

センセイは僕を見た後で、祈るように膝の上で両手を組んだ。
そしてしばらくの間の後で諦めたように静かに話し出した。


「昨日話した僕の恋人はね、僕の生徒だったんだ。とてもキレイな人で情熱的で、
僕はいけないと思いながら惹かれてしまった。その人の方がどちらかと言うと積極的で、
そして僕達は恋人同士となってしまった。でも僕達の付き合いは長くは続かなかった。
途中で破綻してしまったんだ・・・・」
センセイはそこまで話すと黙り込んだ。
センセイは普段見たこともない位に青ざめた沈んだ顔をしている。
二人の付き合いが、もしかしてセンセイのヤケドの原因に繋がるのだろうか?
センセイはヤケド跡を片手で押さえながら話し出した。

「僕はその人と付き合っている時も高校の教師を続けてたんだ。でも恋人はそれが気に入らなかった。
恋人はね、僕が学校で、もっとずっとモテると勘違いしてたんだ。実際僕はそこまではモテない。
けど恋人は僕の事を疑ったんだ。他にも生徒と付き合ってるんじゃないかって・・・・・・・」

その恋人の気持が僕には判った。
何故なら僕も同じように思うだろうから。
センセイはモテないなんて言っているが、そんな美しい顔でモテないワケがない。
センセイは尋常ではなく美しい。
今はヤケド跡があるが、そのヤケド跡もなかった頃なら、もっと美しかったに違いない。

「僕の恋人はね、僕のすべてを愛してくれては居たけれど、特に僕の顔が好きだったんだ。
だから逆に不安になったんだと思うんだ。この顔が好きだって子は確かに生徒の中に
何人かいたんだ。でも僕自身はそんな人たちにまったく興味はなかった。僕の顔だけを
好きな子には僕がなびくワケがなかったんだ。けれど恋人は徐々に精神を病んでしまった。
嫉妬で他の生徒に危害を加えようとする位に追い詰められていってしまったんだ。
恋人は僕の顔以外のすべてを愛していると言ってくれた。そして恋人はある日こう言ったんだ。
『先生の顔だけを好きなわけじゃない。全部を愛してる。その証拠に自分なら先生の顔に醜い
傷があったとしても恋に落ちる』僕の恋人は自信満々にそう言ったんだ」
僕はゴクリと唾を飲み込んだ。
言葉は何も出ない。けれどこの話がどう進んでいくか僕には予想がついてきていた。

「僕は恋人を試すつもりじゃなかったんだ。ただ、だんだんと嫉妬で精神を病んでいく姿を
見ていられなくなった。だから僕は決意したんだ。自分の顔に傷をつけようと。恋人はそれでも
僕への愛は変わらないと言ってくれていた。だから僕は恋人を安心させるためにしたんだ」
僕の体は震えていた。
心臓が早くなる。ガクガクと手が震える。喉が詰まる。

「恋人の家はお金持ちでね、家には暖炉があったんだ。ヤケドというのはその場の思い付きだった。
持っていたのがナイフだったらナイフでしていた。それだけのことだったんだ。
そう、僕は恋人の目の前で自分で自分の顔を焼いたんだ・・・・・・・・・」

僕は予期していたとはいえ衝撃を受けていた。
けれどセンセイの話はまだ終らなかった。

「恋人はそんな僕を見て悲鳴を上げた。そして僕は病院に運ばれ治療をされた。
けれど僕の顔は元通りにはならなかった。でも僕はそれで満足していたんだ。これで恋人は
嫉妬に苦しむことはなくなる。恋人の苦痛を取り去る事が出来たと思った。でも違ったんだ。」
僕はセンセイの体が小刻みに震えだしている事に気づいた。
僕の胸はイヤな予感で苦しくなる。

「恋人はヤケド跡の残った僕の顔を見て、悲鳴をあげた。恋人は僕のこの顔を受け入れる事が
出来なかったんだ。そして僕は知ったんだ。何よりも誰よりも僕の顔を好きだったのは恋人自身
だったんだと。醜い僕の顔を恋人は愛すことは出来なかったんだ・・・・・・・・・・」

センセイは顔を覆って泣いていた。
僕の体はまだ震えていた。
けれど泣き続けるセンセイを見て僕は徐々に落ち着きを取り戻していった。
そしてセンセイの体を後ろから抱きしめるようにして腕を廻した。

「センセイ、そんなヒドイ恋人のことは忘れてしまおうよ。僕は今の、そのセンセイの顔が好きだよ」
その言葉に泣いて震えていたセンセイがピクリと反応した。
僕はやさしく、やさしく語りかける。
「ねぇ、センセイ。僕はセンセイが好きなんだ。僕は今のままのセンセイが大好きなんだよ。
そのヤケド跡だって僕はぜんぜん気にならない。その顔だってキレイだと思うよ。だから
そんな恋人の事は忘れて僕の事を好きにならない?」

その言葉にセンセイはゆっくりと顔をあげた。
泣きぬれた顔で僕を見つめる。
ヤケド跡も見えて、髪も乱れて、涙でぬれて、まぶたの腫れたセンセイ。
その顔はいつもの凛々しい美しい顔ではなかったが、僕はそれでも嫌悪感を感じなかった。
僕はそのままセンセイに顔を近づけた。
そして僕は醜くただれたヤケド跡にそっとキスをした。
そして自信を持って僕は言った。

「僕はセンセイの顔がどんなでも、変わらずに好きだよ」
その言葉にセンセイは驚いたような顔をしていた。

「ね、センセイ。その恋人の名前って何だったの?」
センセイは僕の顔をじっと見つめていたが、やがて呟くように言った。
「ナツキ・・・・」

知らない名前だった。
なつき・・・なつきちゃんね・・・。

「ねえ、センセイ、僕はなつきちゃんの分より、それ以上に
センセイを愛してあげられるから、だから僕を好きになってよ」

センセイは黙っていた。
黙ってただじっと僕を不思議そうに見つめている。
僕は微笑んで魅せた。
「センセイの事、本当に大好きなんだ。どうか付き合って下さい」



僕の告白は受け入れられた。
センセイがすごく悩んで躊躇していた事に僕は気づいていた。
けれど僕は何が何でもセンセイが欲しかった。
だからほとんど無理やり、説得するような形で僕達は付き合いだした。





僕は真夜中に寮を抜け出すと別の棟にあるセンセイの部屋に向かった。
そっとノックすると扉が開かれる。するとパジャマ姿のセンセイが出迎えてくれる。
「センセイ」
僕は名前を呼んでセンセイに抱きつく。
「センセイ、会いたかったよ」
僕はそう言って背伸びする。するとセンセイはやさしいキスをしてくれた。
「レイン、僕は・・・・・・・僕は今度こそ幸せになれるだろうか?」
不安そうにセンセイが聞く。僕は微笑んで頷く。
「僕がセンセイを幸せにしてあげるよ」
そう言うとセンセイは力強く僕を抱きしめてくれた。

「・・・本当は、僕もずっとレインの事が好きだったんだ」
僕は信じられなかった。そんなウマイ話があるのだろうかと思った。
「本当に?」
聞くとセンセイは力強く頷いた。
「ああ。本当だよ。出会った時から君の事ばかり見ていた。勝気だけど素直で美しい君の事が
気になって仕方なかった。でも君がこんな顔の僕を好きになってくれるなんて思わなかったんだ。
君は本当にキレイな物が好きだったから、こんな僕じゃダメだと思ってたんだ。
だから遠くから見られるだけで幸せだと、そう思ってたんだ。
まさか君が僕を好きになってくれて、こんな風に抱きしめる事が出来るなんて思わなかった」
その言葉に僕の胸がつまった。僕は嬉しくて嬉しくて泣きたくなった。
「センセイ好き・・・。大好きだよ、僕はセンセイのものだよ」
「レイン・・・・・」
僕達は再びキスをした。
そしてセンセイは僕の体を抱き上げると、そっと自分のベッドに運んでくれた。

僕はこうしてセンセイを手に入れた。



「最近、レイン何か良いことでもあった?」
ヒバリがいつもの調子で話しかけてきた。僕は微笑みながら答える。
「まーね」
「ふーん。過去の記憶でも思い出したの?」
その言葉に僕は首を振る。
「イヤ、そんなワケじゃないよ」
今の僕はセンセイとの付き合いで浮かれていて、過去の記憶なんてどうでも良かった。
「あのさ、俺また新しいの考え付いたんだよ」
僕は以前ほど気乗りがしなかったが、廊下を歩きながらヒバリの話を聞く。

「君はきっと実の兄弟で恋人を取り合ったんだ。そして君は嫉妬にかられて兄弟を殺害。
挙句に奪い合った恋人も殺してしまった。そしてそのショックで記憶をなくしたんだ!」
僕はその言葉に今までとは違い、ちょっと不愉快になった。
今のヒバリの仮説を、一瞬ありえる話のように感じてしまったからだった。
もしも今、僕からセンセイを奪う人間が居たのなら、僕はその人間を殺すことだろう。

なつきがもしもセンセイを取り戻しにきたら?
考えて僕はすぐに結論を出す。僕は間違いなくなつきを殺すだろう、と。
センセイは誰にもワタサナイ・・・・・・・・・・・・・。


僕とセンセイは夜毎愛し合った。
センセイはそれはやさしく僕を抱いてくれた。
まるで宝物を扱うようにやさしく丁寧だった。

僕は秋の色が強くなった庭を歩きながら考える。
おそらくセンセイは恋に臆病になってるいるのだと。
以前の恋人は変わらない愛を誓ったのに、顔が醜くなった途端にセンセイを捨てた。
きっとセンセイは僕のことも疑っているんだ。
ちょっとした事で僕の気持がなくなるんじゃないかと。
だから僕の事が好きなくせに、あんなに臆病に僕に接していた。
そして付き合いだした今もセンセイは気遣うように僕に触れる。

僕は花の散ってしまった百日紅の木の下を歩きながら独り言を呟く。
「もっと僕を信用してくれたら良いのに・・・・・・」



僕は彼岸花の咲く小道を歩く。
ここでは赤と白の彼岸花が咲いている。
一般に彼岸花というと赤のイメージが強いが白い花もある。
僕はどちらかと言うと白い花の方が好きだ。
赤だとどうしても炎のイメージがある。
センセイの顔を焼いた赤い炎はやはり好きにはなれないと僕は思う。

僕は薔薇園前のベンチに居るセンセイの姿を見つけると駆け出す。
「センセイ!」
僕は抱きつくようにセンセイにしがみつく。
「こら、レイン、こんな所で甘えたらダメだろう」
そうセンセイは口では言うが目が笑っている。
僕は嬉しくて嬉しくて微笑む。
「ふふ、ちょっと位いーじゃん。ね、薔薇園の中でも散歩しようか?」
僕はセンセイの手を引きながら言う。
するとセンセイは美しく微笑む。
僕は幸せだった。
こんな風に幸せな日々がずっと続く、と僕は信じて疑っていなかった・・・・・・。


僕は薔薇園から一人で寮に戻る途中でサカナに会った。
サカナは僕をじっと見ている。僕はその前を素通りする。
センセイと一緒に居た所を見られただろうか?
そう考えたがすぐに気にするのはやめた。どうせサカナは口が利けないんだ。
僕はこの施設をすごく居心地いいものに感じていた。
おかしな友人達と、干渉されない自由な狂ったやさしい世界。
僕は寮に戻ると居心地良いその部屋に入った。そしてセンセイの夢を見る。