ドライクリーニングした品物は、2階の仕上げ場で、
仕上げ工程に入ります。
まず、ボックス仕上げ機で蒸気と熱風を当てられて、
大まかにしわが伸ばされます。
この時、上着類は肩が出ないように幅広のハンガーに掛け、スカートは専用のハンガーにセットしてから行います。
ボックスから出た品物は一点一点、
丁寧にアイロンで手仕上げされます。
特に綿・麻・絹・レーヨン等は、スチームボックスだけではシワが伸びにくいのでとても手間がかかります。
ここでもしわが伸びきれないものや、水洗いした綿のブラウスなどは電気アイロンを使用し、
高温で手仕上げされます。
仕上げながらシミの残留もチェックし、
必要ならばシミヌキ再洗いされます。
ズボンプレス機です。
腰まわりを伸ばすトッパーと、
線を付けるレガーの2台がセットになっています。
紳士物はプレス圧力を高くして、アイロンではできないビシッとした仕上げが可能です。反対にソフトな婦人物は低い圧力で、テカらないように、また生地にダメージを与えないように注意して仕上げます。