「セーター編」
ハンガーにかけた肩部分、わき、えり、胴体、腕と、
しわになる部分はたくさんあります
「どの部分にこだわるか」を決めた上で、
アイロン掛けをしてみて下さい
一口に水洗い可能なセーターと言っても、
生地の素材によって、しわが寄りやすい・寄りにくいが極端であり、
簡単なものは簡単、手間がかかるものは、
非常に手間がかかる衣類です
まずは、ハンガーにかけた際に出来る、
肩部分のしわを取りましょう
綿など、水を含むと非常に重くなる素材は、
この部分が跡になって残り、きちんと取れない場合があります
そのような素材のセーターは、平干しした方が良いでしょう
次にしわの寄りやすい部分は、わきです
動いてこすれる部分なので、生地が弱くなっている場合もあります
セーター全体に言える事ですが、押し付けるようにアイロンをかけず、
蒸気を軽くあてて、撫でるようにアイロンをかけると良いでしょう
タートルネックの場合、首部分がしわになっている場合があります
ただ、この部分は『くせ』が付いていて直らない場合もあるので、
あまりやりすぎないようにしましょう
黒や紺と言った、濃い色合いのセーターの場合、
アイロンを押し付けると、白っぽくなる事があります
えり・腕・胴体部分は、生地の素材によって、
全くしわが寄っていない場合もあれば、しわだらけの事もあります
セーターのしわは、無理矢理にでも伸ばそうとすると、
生地そのものが伸びてしまうので
『ある程度努力してみて、全く変わらないなら諦める』
という割り切りも必要です
また、毛が立っているようなデザインのセーターは、
基本的にアイロンを直接当てると毛が寝てしまうため
『蒸気を軽くあてて、手で毛の向きを整える』
程度にしておいた方が良いでしょう