当社、有限会社トウヨコランドリーは、1946年11月3日に創業し、2016年に創業70周年を迎えました

創業以来、当社が大事にして来た事は2点
「アイロンを使用した、人の手による仕上げ」と、「一点一点丁寧なシミヌキ」であり、その事は現在も変わりません

シーツ・ふとん・皮・毛皮など外注品を除くと、ワイシャツ・ズボン以外の大部分は基本的にアイロンによる手仕上げであり、
シミヌキに関しては、外注品を除く全品行っております


また、、現在は、高性能なクリーニング業者向けの仕上げ機械が沢山あり、セットしてボタンを押すだけで、仕上げを全てやってくれます
そして、現在ではそういった
「機械による仕上げ」が、クリーニング店では主流となっています

しかし、ならばなぜ、私達は
「人の手による仕上げ」にこだわるのか
それは、仕上げにおいて
「機械ではカバー出来ない部分」が沢山あるからです

ズボンは半自動化していますが、機械にセットしただけでは、ポケットやウェストの部分にしわが寄っている場合が多々あります
当社では、アイロンでそれらのしわを丁寧に伸ばしています

また、ウェストが大きめのズボン場合は、機械にセット出来ない事があります
そういったズボンは、機械に任せている所を全て、手作業で行っています
仕上げ用の機械は確かに高性能です。しかし、完璧ではありません


服は一つ一つ違います
同じ『紳士用スーツ』であったとしても、上着の肩幅、腕の長さといった全体のライン、
ズボンのウェストの長さ、裾の丈やタック(線)は腰まで付いているかなど、様々な形のものがあります

機械だけでは、それらの「違い」に対応できません。そして私達は、その「対応できない事」に満足できません
ゆえに、人の手による仕上げを続けています


多くのクリーニング店にとって、主力商品と言えるワイシャツ
当社の、単品でのワイシャツ価格は、1枚200円です

毎日お預かりしたワイシャツは全て、ポケットは丁寧に掃除した上で、全品シミヌキをしています
ボタンが
取れていたら、無料で付け替えています
洗いでは、温度管理を徹底した温水で洗い、ノリは特にこだわりのもの
(コーンスターチ=天然糊)を使用しています

仕上げでは、前たて(ボタンをはめる部分)が縮んでいたら、圧力をかける機械で矯正して伸ばしています
大きかったり、小さかったりして上手くしわが伸びない場合、何度もやり直す事があります
従業員全員が、『自分は品質を重視するお店で働いている』という自負を持ち、毎日作業にあたっています

私達は、クリーニングに関して
『確かな技術』を求めるお客様にお応えする事
そして、シミを付けてしまったり、カビが生えていたなどといった、
衣類に関して「困った!」際の
『頼れる存在』でありたいと考えています

不況の中、クリーニングにかかる費用は真っ先に削られ、
ユニクロ製品のような「家庭で洗える」ファストファッションの広がりにより、クリーニング業は現在非常に厳しい状況にあります

バブルの頃、1世帯あたりのクリーニングに対する年間消費支出は、
1万円を軽く超えていたのですが、現在は1万円どころか8000円を割り、事業所の数も年々減り続けています

しかし、そんな時代だからこそ、
「他に代わりのない、
『頼りになるクリーニング屋さん』でありたい」と、私達は思います

仕上がりへの不満、シミヌキ、納期など
クリーニングに関して「困った!」という事があれば、是非一度、お気軽にご相談下さい


有限会社トウヨコランドリー
取締役 樋口慎之介