この夏、ズボンの汗取りクリーニングが予想以上に沢山集まりました

といっても、大々的にキャンペーンをしたという事ではなく、
店内のホワイトボードに、5月からズボンの汗取りクリーニングのポスターを貼り、
その横にカンタンな説明を手書きで記しただけなのですが、
その直後からものスゴイ勢いで汗取りが集まり始めました

特に紳士スーツの多い土曜・日曜では、
「受け付けたスーツのうち、半分のズボンが汗取り」という事が度々ありました

ズボンを何本もお持ちになり、「これは全部、汗取りで」という方も多く、
「ズボンについた汗で困っている方は多い」という事を再確認しました

ところでそのズボンの汗取りクリーニングですが、実は当初夏限定のサービスでした
「スーツのズボンが汗でベタベタなんだけど、何とかならないか」と、
お客様から相談を受けたのがきっかけで、試行錯誤しながら、
何とか現在の汗取りクリーニングの方法へ辿りつきました
当初の値段はズボン1本につき、+300円

実際にやってみた所、汗取りの処理を行ってもシワにならないズボンもありますが、
多くのズボンはかなりシワが寄ります
それを、仕上げ機械とアイロンを使って丁寧に伸ばさないといけないので、
「300円でも、割に合わないかもしれない」と言うのが正直な感想でした

ちなみに、スーツなどドライクリーニングのみの衣類に対する、
「通常の洗い+水溶性の汚れを落とす処理」の料金の相場は、『基本料金の2倍』です。
当社のズボンは1本450円なので、その相場で行くと+450円といった所でしょうか
今考えると、かなり割安な値段設定でした

当初は夏限定のサービスであり、秋になったら終わり・・・と考えていたのですが、
秋や冬になっても、「ズボンの汗取りクリーニングをして欲しい」というお客様が結構いました

当たり前ですが、秋でも冬でも汗はかきます

従業員で相談した所、「一年を通じて汗取りを行ってもいいのではないか」となり、
「+300円で合計750円にもなるから、もうちょっと利用しやすい金額にして、
もっと多くの方に使ってもらおう」という事になり、
現状の「+200円、一年中」という形になりました
割に合わないサービスが、更に割に合わなくなっています

ただ、汗は放っておくとカビや脱色・変色の原因となるため、
以前から「汗はとてもキケンなものなんですよ」という事をお伝えする必要がある、
とは感じていました。
結果として、汗取りはそのきっかけとして非常に良いモノとなりました

毎日履いているそのズボン
汗でジメジメ・ゴワゴワしていないでしょうか

汗をかかれたと思ったら、早めの対応をお勧めします