★Heol Telwen/「An Deiz Ruz」

(輸入盤)
彼らはフランス出身の5人組の
アンダーグラウンド臭ムンムンさせた
ケルティック”ツイン笛”フォークメタルバンド
です。
これが彼らの1stアルバムになります。

第一印象は、
粗削り(苦笑)
これがあなたの国ではカキ氷と言うのか!?
と言わんばかりの粗削り具合ですよ。
それと言うまでも無い位の笛地獄(血涙)
笛インフェルノです。
では、行きましょう地獄へ。


1.「An Douar eleh mon Ganet」
☆インスト。

旅人が焚き火を囲んでいる画が見えて来る様な雰囲気漂う感じに早速掴まれました!!
アコギ、鳥のさえずり、風の音、
そして、ツイン笛!!
民謡ツイン笛はイイメロ奏でます!
そして、そのまま2曲目へ!!

2.「An Deiz Ruz」
☆アップテンポ〜疾走曲。

ギターの音が凶悪です。それがHeoltelwenです。
暗殺者の様なギターとピョロ〜笛のこのギャップ!!
絶妙!!

そこに凶悪ヴォイス、Kraban氏のヴォーカルがウヴェエエ!!
アンダーグラウンドです!!
ラジオで掛かるはずが無い音です!!

1分過ぎからややアップテンポになり、
漢クサイ応援団タイムスタートです!!
妙に頭に残るメロディをメンバー全員で歌い上げます!
応援団タイムの途中から、
テクニックギリギリの笛はいまだ健在!!
流石にこのバンド位でしかこのスピードの笛吹きませんもんね(汗)
ナイスガッツ。

そして3分過ぎから
「あ、しまった!吹く所間違えた!」と言う感じの
一発録り全開の笛疾走パートスタート!!

明らかにまだイントロなのに唄い始めたみたいな
気まずい雰囲気がそのままアルバムに(笑)
3分9秒の笛は気まずい(笑)ペー。

3分30秒からカッコいい埃っぽいギター笛抜き疾走スタート!!
このバンドこういうブラックブラックしたパートがあるから余計に好き。

4分位からまた応援団タイム(笑)
ドラムの人が疲れてきたのか微妙にリズムキープ出来てません(笑)

ラストは物凄いヤケクソ気味な爆走で終了。
嫌と言うほどこのバンドが解る一曲目。
聴く人を選ぶけど素晴らしい(笑)

3.「Dahud」
☆アップテンポ曲。笛に神が宿ります、笑いの神ですが。

デモ「Mor Braz」からの2曲目、名曲「Dahud」ではないですか!!
この曲の笛が凄いんです(笑)

微妙にデモよりスピードが遅い気がしますが・・・。
漢達のヘイ!掛け声が追加されて垢抜けた感じが少しします。少し。

イントロの繰り返し上り下り激しい笛から、
娘の始めてのピアノ演奏会を観る父親の気持ちとシンクロします!!
ハラハラドキドキとは正にこの事(笑)

そしてそのパート後やたら凶悪な音色のギター共に疾走!!
やっぱこのギターの音はカッコいいですね。

・・・やっぱりドラムの方の妙なタメが気になりますな・・・。
デモの時と同じ人なのに・・。

そしてこの曲の最大の聴き所!!
3分前からドラムロールスタート!!
ライブなら間違い無くヘイ!ヘイ!掛け声かけたくなるパートです!!

そして素朴笛!!!
そしてヘイ!!
野蛮です!!野蛮極まりないです!!
IQ低いです!!故に響きます!!
剣より斧、
斧よりこん棒と言う感じです(解らない)
そこに加わるオーオーコーラス。
タマリマセン。
タニヤマムセン。

そして、哀愁刻みギター爆走!!
マジ何度聴いてもここのギターはタマランです!!
この後の爆走ギターと共に進む
ハイスピード笛もスリリング!

個人的に名曲指定。


4.「Ar Korrigan Du」
☆アップテンポ〜疾走曲。

3秒目から速吹き笛&凶悪ギターアップテンポ。
ややクドく感じる頃(笑)

この曲は笛が入れ難い感じのギター主導型の曲ですかね?
漢の哀愁感じさせる埃っぽいギターが疾走するんですが、
これがまた良くてね〜。

ブレイクに少し哀愁感じさせる、
ギターのメロをなぞる様な笛パートが始まり、
哀愁ギターとシンクロして進む所はゾクッとさせられます。
カッコいいです。

この曲はブラックメタル色が強いですな。
2分過ぎから再び応援団到着。

3分前から素朴笛のややノンキなメロでピョロ〜。
そして3分30秒からツイン笛&凶悪ギターで素朴メロを。
緊迫&脱力と言うキーワードもこのバンドを語る上で重要(笑)

5分過ぎからそのままヤケクソ気味にスピードアップ!!
笛が!!笛が速い!!
かなり適当感が漂います!!(笑)

そして6分前からブラストビート&素朴笛!!!
ここでも緊迫&脱力です!!!
良く解らない魅力を発してます!!
そして終了!!

何か凄い(笑)

5.「Etre Douae Mor」
☆インスト。
謎の楽器の音色からアコギが絡むフォーキッシュなインスト。
暴走ブルドーザーみたいな曲から一転癒されます、耳が(笑)
後半またクドくなります(笑)

6.「Epona ( part.1)」
☆最初はシットリ、途中からいつもの感じ曲。

イントロからアンデス色濃いビバ!メヒコ!な雰囲気で悶絶!!
ヴォーカルが普通声で唄いだした!!
・・とこの声はKraban氏ではなく、
「笛と共に生き、笛と共に死す」の笛担当、Hades氏の声ですな。

そして1分過ぎからギャァアアアア!!!
マイク前からHades氏を突き飛ばしKraban氏シャウト(妄想です)
笛のメロが哀愁あるので少し聴き易いはずです。
あまりクドくありません。

3分半前からまた凶悪ギターが疾走!!
アンダーグラウンド臭高いです!!!
そしてそのまま7曲目に・・・。

7.「Epona (part.2)」
☆インスト。

哀愁あるアコギと笛とは違うバグパイプ的な音色のムーディな音色の楽器が絡むインスト。
アダルティです。
そしてギター&ドラムが入っていつも通りの埃っぽい音に(汗)
これでは笛抜き、ヴォーカル抜きのHeol Telwen曲(笑)
あ、3分から笛が(笑)

3分25秒位から
「ナンナラ ナンナラ ニラロ♪」と
謎の言語でクリーンヴォーカルスタート!!
この言語、本能的に怖いです!!
そして繰り返し過ぎ!!
ナンナラ ナンナラ ニラロ♪
ナンナラ ナンナラ ニラロ♪
ナンナラ ナンナラ ニラロ♪
あああああああああああああああ!!
気が狂う!!
やめィ!!!



後半のコーラスが嫌いな人、結構いると思う。
キモい(笑)


8.「Enez Glaz」
☆デモの3曲目。これまた名曲。

この堪える様な漢の哀愁溢れるギターから即悶絶!!!
即身仏です!!
刻みギター好きは必ずヤラれます!!

珍妙面白笛から微妙に遅いドラムロールアフターヘイ!!
このドタバタ感を伝える術がありません!!
このドラムロールはおかしい(笑)
このロールのせいで他のパートまでおかしく聴こえる
是非ともみんなにこの辺を聴いて欲しい(笑)

ここでの高速笛もドラムの違和感に負けず凄い事になってます!!
そしてモッチャリグダグダパートが終了後、
耐えてきたご褒美の刻みギタースタート!!
哀愁だなぁ・・・・・(遠い目)
いいわ・・・・ギター。

グダグダ&哀愁ギター(凄いまとめ方)
ドラムロール練習して下さい(汗)

9.「Kan ar Kern」
☆アップテンポ〜爆走。笛凄い。

Heoltelwenをこの曲から聴くと
100%誤解を生む笛ワンダーランド曲。
ハイトーン笛&ロートーン笛の織り成す強烈なインパクト!!
これぞ笛メタル!!!

正直彼らの笛のメロディの幅はあまり無いのですが、
このヤケクソなパワーは凄いです!!!
少し怖い位です(笑)

凄い笛後は割りとメタルらしい曲展開。
かなりこの曲は荒々しい作りです(汗)
そしてメインメロを素朴音色笛が奏でますよ。素朴。

3分30秒から戦いの音+ぎこちないドラムロール+ツイン笛!!
がんばれドラム!!

3分後半から徐々に加速して熱いギターと素朴笛が疾走するヘドバンパート!!
ここは素直にカッコいいと思いますよ。

5分30秒驚く位スカスカなパートのまま終了(汗)
曲の終わり方が思いつかなかったのですね・・・(涙)


10.「Son ar Everezh」
☆インスト。
インスト多いな(苦笑)
まぁ笛です、
ヘイヘイ言いたくなるリズムに笛です。


11.「Heol Telwen」
☆デモの4曲目。アップテンポ〜疾走曲。

この曲も笛がアクロバティックで最高!!
イントロから笛がかなり綱渡り的な不安定さ加減!!!
これだけ速く笛吹いたら誰でもこうなります!!
息継ぎさせてあげて下さい!!!!!
やっぱりこの笛は凄いな・・・・。

1分過ぎからまた個人的に受け付けないナンナラ ナンナラ ニラロ♪
コーラスが!!!
やっぱりキモい!!!

2分過ぎから笛ソロがあるんですが・・・笛音痴?
笛で音痴と言うのも何ですが凄いメロディです。

まぁ普通?


12.「Ynis Witrinn」
☆インストのアウトロ。

しんみりする波?の音&笛&ハープで終了。

☆総合的感想
本当にこれ、日本盤出すの?(汗)
曲の作りのパターンが少ないから、
アルバム通して聴くのはキツいなぁと。

それとこれは死ねるメロ!!と言える曲がデモの時の曲しか無いのも微妙と言えますな〜。
それとドラムがデモの時よりやばくなっているのが危険(笑)

まぁサンプル聴いて各自判断して下さい。

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