★Black Messiah/「Oath of A Warrior」

(輸入盤)
☆彼らはドイツ出身の6人組
シンフォニックヴァイキングメタルバンドです。
これが2ndアルバムになります。

彼らの放つ、
熱い漢心くすぐるベタなメロディ
を聴けば、
誰もが
こいつはクサジャーマン!!と叫ぶ事約束する(急にカタコト)

メンバーの写真を見ると
「古強者」、「ベテラン」、「リー〇21」

若さとは無縁なキーワードが頭に浮かぶのですが、その歴戦の戦士が放つ音は
もう泣きクサシンフォ、そして爆走。

これは笑うしかないと言う様な曲が多く、
物凄い事になっています。
衝撃的です。
悲しいメロがクサく爆走するの好きならいっとけ。


01.「Gotterdammerung」

☆インスト。

雷の音と雨の降りしきる音で静かにスタート。
そこに荘厳かつ大仰なキーボードが入ってきますよ。

雨の振付ける中、強固な装備を身に着けた大軍隊が戦いの始まりを今や遅しと待ち構えている様子が見えてきます!!!
おおおおぉおおおお!

1分半位から何か騎士団大隊長らしき人が騎馬に跨り、
隊列の前に出てみんなに檄を飛ばし始めましたよ!!(ベタ妄想)

2分目位から大隊長の声も大きくなり、それに合わせて興奮した兵士達の叫びが戦地を包んでいく様な雰囲気があり
既に力戦車、興奮状態。
力戦車・オブ・ジョイトイ(ギリギリ)

掴みからヤラレ気味(笑)

02.「A New Messiah」

☆クサシンフォ爆走曲。これは間違い無くヤラれる。

イントロのギターの刻みから間違い無く走る!!俺は走る!!とギター宣言!!
で、やはり走り出しましたよ。

いきなりドラムのバシャバシャした音質に面食らいますが、すぐあまりのクサさに麻酔が効いていて気にならなくなります(汗)
で、問題は48秒から!!!!

Q1.下記の数式を解け。
クサ泣きクワイア音色キーボード

ブラストビート

ヒロイック泣きギター

A1.
いきなり最終回です!!!!!!!(号泣)
また捨て身の兵士達が戦場に次々に命を散らせていきます!!

戦いに出る前に婚約した親友
が傷つき、
命尽きようかと言う時、
故郷で待つ彼女に必ず渡してくれ
と渡された
彼の想いが詰まった大切な指輪。

無慈悲なまでに降り注ぐ弓矢と砲弾、
途切れる事無く続く騎馬軍の突撃、

託された彼もこの戦いの場に命を散らせようとしています!!!
親友の想いを乗せた指輪も、
もう彼女に渡せそうにありません!!!
(号泣)
ああああああ・・・
妄想が止まらん。


この荘厳な音色のキーボードと爆走っぷりにはヤられますね〜。
2曲目からこのテンションは無いわ・・・。

例えるなら・・・
Dispatchedの名曲「I am Thy Lord」のオイシイメロを3倍位派手にして爆走させた感じ。
まさにやり過ぎの極地。

構えずに聴くままに感じて下さい。
それでズタボロになりました。満腹です。

03.「Blutsbruder」

☆疾走曲。彼らはやり過ぎです。ある意味アホです(笑)

イントロ3秒目からもう疾走(笑)
そして俺、こういうギター好きなんだ、
お前らもこういうの好きだろう?
と言わんばかりのベタヒロイックギター!
クサッツ!!半笑いになります!
街で聴きながら歩いていてもこのイントロ聴いたら多分笑顔になる。

Zagan氏のヴォーカルですが少し低い目の喚きブラック系。
全然問題無し。

また40秒後半から荘厳なキーボード&ブラスト爆走パートが!!
やりたい放題の上にやられたい放題です(笑)
ビシバシツボ攻めてきます。

そしてまた1分40秒からのギターソロも微妙にリズムがずれてますが、
気持ち良さそうに弾いております。
自分の曲なんでまさに好きな事を自由にしてます。

2分30秒、またイントロのカッコエエギターに戻ったかと思えば、
微妙にアレンジ変えて、
またイイ具合のヒロイック加減で様々な角度から、
僕のツボを破壊しにきています!!
ギブアップ寸前なり!!!!
まだまだギターがエスカレートしてきます!!
ここまでくると
イイ意味でクドい(笑)

エンディング間際また一段と曲展開アレンジがエキサイトしてきます。
フラメンコ的マンドリンが妙に耳に残ります。
トラウマになりそうなイイ曲。(イイのか?)


04.「Bury the Lambs of Christ」

☆ミドルテンポ。やっと休憩(汗)

ズモーッツ!!と言う感じのハーモニーギターからスタート。
その後を猛烈に音のデカいキーボードが追います。
この曲はよりキーボードが前に出てますね・・・。少し引く(笑)
あ、この曲はキーボードのHrym氏とギターのZoran氏の三人で作曲しているんですね〜。納得・・・?

3分10秒から妙に心地良く伸びるトーンのギターが入ります。小悶絶。
その後に入るZagan氏のヴァイオリンの音色も癒されます。
これがまたエラくエモーショナルなヴァイオリンソロで心に訴えかけるものがあります。弾き方がギターですね(笑)良い。

その後戦いの最中の叫び声と剣のぶつかり合う音が入り、小悶絶。

エンディングのヴァイオリン・・・・・・
ヴァイオリンが泣いてます!!!
演歌ヴァイオリン!!!クッサ!!!!

こういうメロ大好き。


05.「Setting Sails」

☆インスト。

タイトル通り蒼い海を滑る様に進むヴァイキング船が見えます!!!
やっぱりこういう情景が頭に浮かぶ曲はイイですね〜。
みんな日焼けしたヒゲのイイ笑顔で船漕いでますよ。

ギターが真夏の昼間、照りつける太陽、もう8月!!って感じのメロを弾くんですが、こればっかりは聴かないと解らない感じもする。

ふと、考えると今の所自分的にハズレ無し。
また凄いバンドが出てきた訳?


06.「Riding the Drakkar」

☆疾走曲。ライブでみんなで歌える系。

5から繋がって即、曲が始まります!
イントロのヒロイック”Runningwild”ギター刻み炸裂疾走!!!
文句無しにベタでカッコいい!!
それに絡むキーボードもイイ!!

歌詞は今まで以上に直球勝負!!
「雨、嵐、雷、稲妻、
海を横切る巨大な波、
我を導け、偉大なる父よ、
我らは北の国を目指す〜♪」
解りやすくてイイですな。

ちなみに今まで触れていませんでしたが、
トリプルギターバンドです。
Zagan氏ギター&ヴォーカル時々ヴァイオリン&マンドリン、
Zoran氏ギター、
Meldric氏ギター、と
夢のトリプルギター編成。

このアルバムを聴いてる分にはツインなんだけど、
ライブの写真見たら
トリプルギターで弾いています。
ベースも入れるとフロントに4人弦楽器が並ぶと言う凄い絵面。
このギターを三人で弾くのは反則気味です。

サビ終りのバスドラ連打とゴージャスなキーボードの突進パートはベタながら興奮しますよ!

2回目のサビ終りはバスドラ連打はそのままで、キーボードだけ微妙に一回目とメロ違います。
その後爆裂ファンファーレ的キーボードに度肝抜かれます。

そして2分50秒位でまたイントロの男前ギターに戻ります!
やっぱりこのメインメロ、タマランものがあるな〜。

ギターカッコエエ。



07.「Christenfeind」

☆ミドルテンポ。パワーバラード的。

大仰なキーボードアレンジ炸裂しているパワーバラード?
途切れる事無く流れ続ける、漢の悲哀を感じさせるキーボード&哀愁ギターがまたクサい(涙)

3分30秒からまたZagan氏の

悶絶メロドラマ的ヴァイオリンソロキタッツ!!
やっぱクサッツ!!!
この人のヴァイオリンなんか違う!!!
そして悶絶にトドメを刺すように4分からバックがドラマティックに
クサヴァイオリンを猛烈サポート!!!
ふおおおお!!!!
ツインギター&ヴァイオリン進行悶絶!!

そしてまた荘厳なキーボードがメロ進行を支配するパートに戻り、
終了すると見せかけて・・・
6分16秒爆走開始!!!
これはある意味卑怯(笑)
こんな展開、嫌いな人はいないでしょ?
メロディックシンフォブラック好きの人も間違い無くヤられます。

エエバンドじゃ・・・。


08.「Feld der Ehre」

☆ミドルテンポ。泣きクサメロ大好きな人は死にます。

割合ヘヴィなイントロ入り。
そして、Zagan氏が普通声(もちろんエエ声)でシンギング!!

おいおい!!なんだよ!この唄メロは!?
ムード歌謡です!!演歌です!!
本当に昭和の歌謡曲です!!

そしてムード歌謡サビ後のギター、
もう・・・・何だ?
このメロドラマでも流れない超甘いクッサいギターは!!
ッツ!!クッサ!!マジクサッツ!!
聴いてるこちらが半笑いになる様なギターがダダ漏れてます!!
力戦車大喜びです!!
久々のマジガッツポーズです!!

2回目のサビ後はギターではなく、
必殺のヴァイオリンソロ。

金的の反則で、
既にダウンしている力戦車を、
レフェリーが羽交い絞めで止めているのに
まだ金的を蹴り続ける様な展開が続いています!!
もう自転車に乗れません!!(壊れた)

ヴァイオリンソロも、
これでもか!これでもか!
と超クサ哀愁メロを惜しげも無く撒き散らしています!!
もうダメだ・・・・こういう泣きメロマジで弱い僕は死にそうです。
本当に桁違いにクサいです。

筆舌に尽くし難い悶絶メロ曲。
Zagan氏の天性のメロセンスに脱帽。
凄過ぎる。
「やり過ぎ」はここまでしてこそ「やり過ぎ」
このCD買って良かった〜。


09.「Entering the Halls of Odhinn」

☆インスト。

ドアギー、靴の音コツコツ、荘厳なキーボ−ドファーな曲。
もう8の後では多少のクサメロでは効かん(笑)


10.「My Way to Asgard」

☆爆走曲。これまた良い。捨て曲ねぇッス。
イントロ1秒目から猛爆走&やたら熱の高いヒロイックギタースタート!!
これまた再三言いますがカッコいい!!
勇者のメロだね、このギターは!!!

うわッツ!!いきなり女性ヴォーカルが爆走バックに唄いだした!!
声量無いからあんまり声が聴こえねぇ!!

女性がヴァルハラへ誘うワルキューレ(戦乙女)役で、Zagan氏が死に逝こうとする戦士役としてヴォーカルが交互に進んでいきます。

Zagan氏のヴォーカルパートの裏で鳴るキーボードがまたヒロイックギターメロをアレンジしたメロ奏でるんですが、これまたイイ!!
メガ哀愁!!
その間ずっとブラスト爆走してます!!
やたら熱い燃え滾る様なヒロイックギター&キーボード&爆走
贅沢の極みの様な展開が続いてます!!

4分過ぎでようやく落ち着いた様に見せかけて、バスドラの
ドッドッドッと言う刻みスタート。
そうです、「この後、加速します」の合図です(笑)

で、4分30秒過ぎから始まったのは、
マンドリンソロ!し、新鮮!?

そして困惑のマンドリンソロの後はまた爆走に戻ります。
ドラマティックシンフォヴァイキングチューン!!
イイ!!

11.「Der Eid」

☆スローテンポだったり爆走したり曲。

イントロのキーボードメロから民謡、演歌的。
その後からのギターのメロも何処と無しに哀愁。
メロはいいけどスローテンポで少し退屈だなぁ・・と思っていたら、
1分40秒から演歌メロギター爆走開始!!
演歌メロカッコいい!!

そして中盤テンポダウンして再び爆走!!
ラスト間際少しキーボードがロシアっぽいメロ弾きますよ。
カッコいいけど10で終りにしても良かった気がする(汗)
普通の上(笑)

☆総合的感想。
全員買って下さい。以上。
と、〆てもイイ位ドカンドカン、キましたよ〜。

ほとんどの曲が自分好みのヒロイックギター爆走曲でタマラナイアルバムになっております!
それとここぞ!と言う時に出てくるZagan氏の殺人ヴァイオリンが殺傷力高く本当に死にきれます。
8のソロとか本当にキてますよ。
自分的に8のソロのメロの流れは悶絶メロ1位、2位を争う出来。

是非とも多数の人に聴いてもらいたいバンドです。
今回もHITMAN店長にこのバンドを教えてもらいました。
さすが店長!僕の好みを良くご存知で(笑)

Black Messiah最高!!

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