★]W Dark Centuries「Jul」

(個人輸入)
☆彼らはドイツ出身の5人組
メロディックジャーマンペイガンメタルバンドです。
これは来年春に出る予定の3rdアルバムの予告編とも言えるMCDになります。

日本では致命的なまでに知名度が無い彼らですが、
2ndアルバム「"...den Ahnen zum Grusse..."」で聴かせてくれた
ヒロイックジャーマンギター

疾走&爆走に力戦車は
急性虫垂炎発症悶絶!!(緊急入院)

で、その2ndアルバムからしばらく経っての今回のMCD!!
これまた期待を裏切らない出来ですよ!!!

かなりこういう音好きな人多いんでは無いですかねぇ?
では、いきましょ。

1.「Auf Zur Schlacht」(戦の中へ・・・)

☆疾走曲。これはタマラン。

イントロ1秒目から疾走!!!
ヒロイックキーボードがうっすら乗りながら、ワイルド疾走!!!
ヘドバンスタート!!
そして4秒目にはニヤケ顔に(笑)

今回もやたらとギターが前です!!
CCPのスタジオでのレコでは無いので、少しコモリ気味ですが
ギターはどの楽器よりも手前です!!
彼らはそれで正解!!!

15秒目から耳を奪う、闘う漢の哀愁漂わせる哀愁ギターで進行!!
そして再び疾走パートに戻りますが・・・・
やはりこのパートカッコいい!!!
問答無用で興奮します!!!!!!

タイトル通りでまさに今戦いの最中に挑む新兵の気持ちです!!

「坊主、いいか・・・剣は手に縛り付けておけ。
一度戦場に出たら剣に全てを託し、
お前の命を全力で相手にぶつけてやるんだ。

お前の命が相手より上回れば勝てる、
相手よりオマエの命が軽ければそこで戦いは終わる、
戦ってモノは・・・そう言うもんだ・・・」

急に妄想モード来たーーーーッツ!!!
物凄く戦歴ある老兵に説教されてる自分が居ます!!(号泣敬礼)
神様、出来れば電波を弱めて下さい(死)まだ45秒目です(涙)

ヴォーカルは低めの喚きデス&クリーン”エエ声”スタイルですね。
で、疾走開けのサビメロ!!
エエ声〜♪で唄われる漢らしいけどキャッチーに聞こえる唄メロに思わず悶絶!!
二回目疾走からは唄えます!!
オーオオーオー♪オーオオーオー♪
是非ともライブで唄いたい!!!!

そして、1分30秒過ぎから徐々にギタメロの温度が上昇!!!
ナイスヒロイックギタメロ&オーオーコーラスで繋いでいきます!!
この辺はもう主役はギター!!と言う感じ。
実にヒロイックです。

そして2分過ぎで少しテンポダウン。
ゆったりメロウなパートで癒し感たっぷり。
ギターがまたムーディです。メランコリックです。

3分目にきて終盤、遂に夕陽が見えてきます!!
勝利の夕陽が見えてきます!!!
そして、ヒロイックギターとヒロイックキーボードで疾走エンディング。

十分に]W Dark Centuriesの良さが解る幕開け。
やっぱりこのバンドはギターイイ。


2.「Bragarful」(誓いの杯)
☆出だし民謡、1分目からワンダーランド。売れる(笑)
イントロから、
純度100%民謡パートで和みます。
フルートのメロがまた癒し・・・・(涙)
エエ声のハモリもとってもイイ・・・(涙)
誓いの儀式が行われています。

そして、57秒
「ヘ〜ィ!!」の漢掛け声から、
バスドラ&ギターの単音刻みへ・・・。
言うまでも無くこの後走ります(笑)

で、やはり1分20秒目から疾走!!
ヒロイックギター&疾走がやはり解り易くて、
響く!!心に響く!!!
実にカッコいい!!
ジャーマンデス!!!
1分35秒からブラスト爆走!!
ブラスト明けに「Wodaaaaaan!!」のシャウトサビ!!
ここもずば抜けてカッコいい!!

サビ開けに朗々とエエ声でコーラスパート。
エエ声です(笑)

で、エエ声終りと
同時に疾走!!!
やっぱりカッコいい・・・・・(うっとり)
しかし、ギターの刻みメロとこのドラムの疾走感は何処かで・・・・・・・・Dispatchedか?
スウェーデン製ジャーマンデス
に対して、
こちらは
本家ジャーマンデスです。
負けていません。彼らはイケてます。

2分40秒からまた純度の高い殺傷力の高いジャーマンギター炸裂!!!
そしてサビのWodaaaaaaan!!で終了。
3分25秒、あっという間に終わります。
イイバンドだわ。


3.「Julenzeit」(7月の時)

☆パワーバラード。

ブラインドガーディアンがやりかねない様なファンタジーな雰囲気溢れるパワーバラード

ジャーマンまっしぐらなギターでガッツリきます。
1分からのギターは好みと言うか、こういうメロばかりで育って来た者としては嬉しい限り(笑)

1分30秒からアップテンポになり、ギターも元気な感じに弾き倒してます。

ッツ!!
3分30秒からキーボード&ギター切なクサッツ!!!
こういうメロ展開に極端に弱い僕は、
ここでリタイア(笑)
後は蹂躙されるのみ(笑)

あんまりバラード好きじゃないけどこれはイケる。
こういうイイ雰囲気作れるバンドは好きだなぁ・・・。


4.「Rauhnaechte」(荒れる夜)

☆ミドル〜アップテンポ。やや実験的チューン。

何かキーボードのメロが大仰なんですが、テープの逆回転みたいなメロで、
また彼らの悪い癖が出たか!?と一気に不安に(滝汗)

すぐに普通の回転?になり、大仰かつスペーシーなキーボードが続きます。
雲ひとつ無い澄み渡る夜空に浮かぶ月なんてイメージもかなりベタにキますにぇ〜。

で、50秒からようやくドラム&ギターイン。
ギターの刻みにまた軽く悶絶。

Aメロ、Bメロ共にキーボードがメインメロを引っ張ります。
ツインギターはリズム刻んでいるだけとかなりとっつき難い曲展開。
これはキーボードの人の作曲した曲かなぁ?

しかし、やはりそこはジャーマンギター!!
要所要所でイイメロ聴かせてくれます!!!
勝手に弾き倒している感じが凄くイイです(笑)

この曲はBorknagarみたいな感じがしますね。
ヴォーカルもVintersorg氏っぽいので。

まぁまぁ。

5.「Liodhahattr」

☆アコースティックなアウトロ。

マウスハープ&アコギ&妙に耳を惹くラーララコーラス。
ビョ〜ンで終了。

☆総合的感想
見つけたら即買いで。
僕みたいな疾走バカの方には1、2は十分アピールする事でしょう!
後半、少し不安な所を見せましたが(汗)多分、新作は大丈夫!!!

民謡メロをメインギタメロにアレンジする訳でも無く、
自分達のルーツのジャーマンメタル的なギターを貫くペイガンメタルスタイルとしては、考えると結構少ないかも・・・。
Pagan Reignと彼等位か・・・。

まぁ、好きな人はかなり多そうな音してますので、一度お試しあれ!!!
オススメです!

オフィシャルサイト(全部ドイツ語、ダメなのはこれか!?涙)

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