★Sentenced/「The Funeral Album」

(輸入盤)
☆彼らはフィンランド出身の5人組
「永遠の冬の夜」メロディックロックバンドです。
これが8thアルバムにして最終アルバムとなります(涙)

パッと聴き明るいけど、あまりにも絶望的な曲が彼らの特徴。
本当は叫びだしたい位悲しいのに、
無理して笑顔を作ろうとする人を見る様な
儚くも切ない曲は今回も輝いています。

個人的に鬼凹みです(涙)
せめて終わる前に来日して欲しかった(涙)

1.「May Today Become the Day」

☆アップテンポ。
イントロはフィンランド的へヴィロックなブリンブリン唸るベースからスタート!
まさにヘヴィロック!!
ギターのラフさ加減もカッコいい!!

Villeのヴォーカルも少し深みが出た感じ。ヤサグレ感?
音質の方はいつものfinnvoxチームが行っているんで問題無し。

ややポップな気もするサビメロですが、やはり陰はあります。
自暴自棄感が見え隠れ。

これがSentencedですね(笑)


2.「Ever-Frost」

☆アップテンポ。Sentencedは疾走しません(笑)

イントロからメランコリックギターでイン。
ドラムインしてもギターは鬱っぽいメランコリックギター。
磨いてない古い銀の鏡みたいな感じですね(遠いな)

それにしても・・・今作は・・・・いつにもまして・・へヴィだな(汗)

サビがもうSentenced節としか言えないメロ廻し。
絶品です。

苦悩を表現したようなギターソロも耳を惹きますな〜。
やっぱりMiikaのギターはイイ。

3.「We Are But Falling Leaves」

☆アップテンポ。これぞSentencedの真骨頂。

ダークな爪弾きギターからスタート。
しばらくドラムレスでVilleの漢の哀愁感じる唄とギターで進行。

ドラムインと同時にサビに流れていくこの展開、
サビのメロのこの「泣き笑い感」!!!!
「何でも無い・・・何でも無いんだ・・・」と酒で涙を飲み込む男が見えます!!
くぅうう・・・悶絶!!!

そしてギターソロキターーーッツ!!!
Miikaの泣きギター大好きッ子としましては、
激悶絶の一言!!!!!

明日になれば少しはマシな状況になるさ・・・
と自嘲する男が酒場から出て行きますよ!!!!
妄想キテます!!!

こういう曲があるからSentenced、みんな好きなんでしょ?
もちろん僕もこういう曲大好き(笑)

人の人生を落ち葉に例えさせれば世界一のバンド、
それがSentenced。


4.「Her Last 5 Minutes」

☆ミドルテンポ。

再び爪弾きギターから切なげにイントロスタート。
Samiの作った曲なので少し曲調が違いますが、切ない雰囲気は変わらず。
Villeの唄メロもやはり切ない少しサワヤカなメロ。
曲全体に漂うイメージとしては・・・・
末期ガンの母親が見舞いに来た子供の頭を
「大丈夫・・・お母さんは大丈夫・・・」と撫でている様なイメージがキます。

「無理して笑顔を作る」と言う裏テーマを余す所無く伝えてきます(涙)
いいんだけどかなり凹む(涙)



5.「Where Waters Fall Frozen」

☆疾走インスト曲(笑)

いきなりイントロから爆走しそうな猛烈刻みギター!!
音が昔のSentencedだ!!!(笑)

まぁただの繋ぎのインストですが、
どう聴いても昔のファンへのファンサービス(涙)
そういう気遣いがまた泣ける(涙)



6.「Despair-Ridden Hearts」

☆ミドル〜アップテンポ。

イントロからヤサグレギター&ヤサグレマウスハープ来たー!!
哀愁です!!秋です!!

Villeのディープなヴォーカルと悲観的な歌詞が、
もうアウトサイダー感100%でタマラン(笑)

2分過ぎからやはり昔のSentencedみたいなバスドラ連打から、
ドライビング感溢れるアップテンポに!!
Miikaのギターがここでもカッコいい!!

中盤から猛烈にカッコ良くなるイイ曲。
これもSentencedらしい曲。


7.「Vengeance Is Mine」

☆青春系アップテンポ。

アカペラ寄りシンギングスタート!!
唄メロカッコいい!!
何処か唄メロが青春系(笑)
Ville Laihialaの真骨頂がここに!!

唄メロで直球勝負!!
終わり方も良いです。

一番ラジオでかかりそう(笑)


8.「A Long Way To Nowhere」

☆ミドル〜アップテンポ。

イントロのギターからMiika印来たーーーッツ!!
これぞSentenced!!

サビメロの展開もイイ意味でマンネリ(笑)
イイ意味では無いかも(笑)

これ書いてる今、梅雨なんでとても合います。
グレーの空、止みそうで止まない雨、そんな雰囲気です。

やっぱりMiikaのギターが出てくると全て許せてしまう(笑)
まぁまぁですかね。


9.「Consider Us Dead」

☆ミドルテンポ。

またイントロからMiikaギター来たーーーッツ!!
彼のギターは何故にこんな「泣き笑い」メロなんでしょう?
タマラン。

この曲はVilleの作曲ですね。やはり少し違う感じがする。
Aメロ、Bメロ、ブリッジ、サビと曲展開がキレイ(笑)

哀愁漂う「冬の旅人」が見える曲。
即効性は無いけど聴けば聴くほどハマってくるイイ曲。


10.「Lower The Flags」

☆ミドル〜アップテンポ。

イントロ、フィンランドキーボード来たーーーッツ!!!
儚ッツ!!こういうのに激弱な僕は悶絶!!

この曲もかなりベタなSentenced曲。
唄メロ哀愁、ギター哀愁、歌詞ネガティブ(笑)

普通にイイ曲です。


11.「Drain Me」
☆アップテンポ。
イントロのギターからまた来たーーーッツ!!
こういうギター弾きてぇーーー!!
メランコリック!!!

この曲もVilleの曲ですね。

サビのメロ展開がタマラン!!!
また輝くグレーの空って感じのイメージがキますな。
イイ。

歌詞が微妙に思春期の女の子が書きそうな感じっぽいのもイイ(笑)
切な酸っぱい感じで少し恥ずかしいです(笑)


12.「Karu」

☆インスト。

とてつもなくネガティブなインスト(汗)
込めた想いが重過ぎる(笑)

13.「End Of The Road」

☆スローテンポ。ただ悲しい。

ついにラストです(涙)
やはりと言うか自分達の終わりと人の人生の終わりを重ねた歌詞で終了です。(涙)

うぉおおお!!
コーラスが泣ける!!!!

2分30秒からのMiikaの複雑な想いを乗せた絶品のギターソロ炸裂!!!
うぉおおおこのギターがもう聴けないと思うとマジで泣ける!!!
クサッツ!!
いや、本当に気持ち良さそうに弾いているのが良く解ります。


はぁ・・・終わっちゃった(抜け殻)



☆総合的感想

ご臨終です(涙)
Sentencedファンはとっくに購入していると思うので、
それ以外の人、興味持たれたら是非とも聴いてみて下さい。

聴いてファンになってもこれ以上アルバムが出ないと言う
キツイ罠が待ち構えていますがそれでもイイ物はイイです。

とりあえずSentencedにはありがとうと言いたいです。
落ち込む時に聴いて、より落ち込ませてくれてありがとう(笑)
心の揺れ幅を養えた気がする、そんなバンドでした。



オフィシャルグレイブ(涙)

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