★Holy blood/「Волны Танцуют」(Waves Are Dancing)

(輸入盤)
☆彼らはウクライナ出身の6人組の
クリスチャンフォークブラックメタルバンドです。
(名前が矛盾している気がぷんぷんしますが、特に気にしないでいきます。それが幸せと言うものです。)
まぁフォークブラックと言う事で話を進めていきましょう。
これが2ndアルバムになります。
フルートとキーボードとギターが悶絶の軸。
ほぼ全部とも言うけど。
個性的です(笑)



1.「Intro」
(Intro)
☆インスト。掴まれます。

30秒位まで船べりで聴ける様な波の音が続きます。
熱い風呂を混ぜている様な感じもします(汗)

そして30秒過ぎからアコギの
哀愁純度96%の爪弾きメロに思わず、
半笑い。
こういう哀愁メロ好き。一つのメロの終わり方がタマラン。

そして1分10秒位からフルート登場。
これまた故郷を感じる素朴メロ。

やっぱりフルートもいいけどギタメロだなぁ・・。
良い。


2.「В Небо」
(To Heaven)

☆爆走〜アップテンポ曲。いきなり天国。
イントロのフルート&キーボードの同時入りスタートにいきなり悶絶!!
これまた素朴ながらフックのあるイイメロ!

そのメロ後、走り出します!
ブラスト爆走!!
ぉおっつ!!
まさにフォーキーブラック!!
カッコいい!!

爆走の裏に流れるキーボードが良い〜。
爆走後のギターもイイメロ。

ヴォーカルのBuzilevich Fedor Alexandrovich(フルネームですか)
氏のヴォーカルスタイルと言うか声質は、個人的に初めて聴くタイプ。
一番近いのはMoonsorrowのVille Sorvali氏をもっとハスキーにした様な喚きタイプ。例えが遠くなって何が何だか(汗)

で、一回爆走パートが終わる頃に「ヘ〜イ!!」
そしてまたイントロのフルートメロに戻りますが、やはり心奪われます。
イイ。

爆走する解りやすいMoonsorrowと言う感じでタマランです。
メインソングライターのFedor氏の好きなバンドに
Ensiferum、Moonsorrowと心強い2バンドが(笑)
ここにもシンフォニックフォークメタル第二世代の息吹が。

2分40秒から
「ヘイ!ヨォーッ!」「ヘイ!ヨォーッ!」
の掛け声スタート!!
やはり掛け声は重要(笑)

掴みから詰め込みまくりなスタート。
凄いバンドが居たもんです。



3.「Весна」
(The Spring)

☆アップテンポ〜疾走曲。これまた良い。

何度書いたか解りませんが、
鳥のチュピリングサウンドでスタート。
(多いな、鳥。)
そして即フルート。
強引な春の訪れです(笑)
強引ですが、
着いて行きたくなるフックのあるフルートの妙なメロに横ノリしてしまいます。
ピョロピョロピョロ〜♪(徐々に音程↑)

そんなイントロ開けのギターからまたフックのある好みメロ。
そのヒロイック好みギタメロの後疾走!!

そしてまた僕が踏むであろう位置に民謡キーボード地雷設置。
見事に空に笑顔で打ち上げられました(笑)
かなり高く打ち上げられています。
巧いな曲作り。全地雷ハズレ無し(笑)

その後「ヘイへ〜イ!」の掛け声。
特にどんな掛け声掛けるとか決めてなさそうなアドリブ掛け声(笑)

で、またイントロのフルートメロに戻り、やられると(笑涙)
しばらく繋ぎパートがありまして、
ブラストビートから展開変わり、アドリブ掛け声タイムに(笑)

「ゥ、ソォ〜〜!!」
「へ〜ィ!」
「ゥ、ソォ〜〜!!」
「へへ〜ィ!」の荒々しい掛け声の後は、
オ〜オ〜コーラス。
楽しそう(笑)

民謡的フックの繰り返しが効いてきます。
このフルートをみんなに聴いて欲しい(笑)
正直ヘタだけど麻薬的(笑)


4.「Иерусалим」
(Jerusalem)

☆疾走曲〜アップテンポ。

ジェルサレム100,000,000,000%(小学生ですか?)のメンバー全員ラーララコーラスから
神聖な感じが少ししてきました!!
(暴言、ハの字)

その神聖なコーラスに徐々に
「オッフン!」「カフー!」
とか言う粗野な漢ヴォイスが混じりだします。
混じりだして、遂には乗っ取って

「ォギャーー!!」
のシャウトで疾走スタート!!
これは宗教的な対立を音で表現しているんですね、違いますか、そうですか。

その後の35秒で聴けるシャウトは、
「チャーーーーーーーッッツ」と効果音に近い(笑)

またサビの漢コーラスが
変にフックのあるメロを唄います。
で、徐々にスピードアップ。
洗脳される〜。
サビのメロと唄い方がヤバイです。

後半はサビメロを女性コーラス(キーボードの人)がソプラノヴォイスで唄われかなり救われる(汗)
今の所、良くも悪くも捨て曲はありません(笑)

うわぁ、また漢サビメロ始まった(汗)
何回繰り返すんだ!!!(キれた)

けど、気が付けば風呂場で唄っている自分が居て死にたくなる(笑)


5.「Плыву Навстречу Судьбе」
(I Flow Towards The Fate)

☆アップテンポ〜疾走。

イントロ5秒で掴まれました(汗)
哀愁オーオーコーラス繰り返し&
哀愁キーボードで。

この曲は割りと普通です(笑)
変態的ではないです。

あぁ〜安心してたら2分30秒過ぎから
フルートソロタイムが(汗)
けど、これもそんな無茶して無いし大丈夫。

普通にカッコいいと物足りない自分が居て、また悲しい(涙)


6.「Крещение Руси」
(Baptizing Of The Russ)

☆インスト。

イントロからまたドえらく拡がりのある音の作りで驚く。
フルートの哀愁メロがタマラン・・・のですが、
微妙にFedor氏のフルートが入りが早く、ずれてるのがイタイ(涙)

で、フルートの音色に和んでいたら、
妙に刻みの速いギターの音が・・・
ドラムもロールを始めましたが・・・・
中途半端な速度の疾走スタート!!・・・。

これなら走らなくてもいいし(涙)



7.「В Последней Битве」
(In The Last Battle)

☆疾走曲。

イントロのヒロイックギターメロに続き、
「ヘイッ!ヘイッ!ヘイッ!ヘイッ!」
の四連発。
その後のギターの後は、

「ヘイラ、ヘイラ、へイラ、ヘ〜イ!!」
正直、ちょっと掛け声も飽きてきた(笑)

35秒から
「ウォ〜ウォ〜ウォ〜」でワンパート唄いきり、
その後からサビメロスタート。

サビメロの裏で鳴るキーボードとフルートのメロがツボど真ん中!!
これぞウクライナ!!!
オーロラだね・・・・。
こういうのお願いします!!!

サビのメロのみで(ヒドイ)

8.「Ярмарка」
(Fair)

☆ロックンロールフェア開催曲。

イントロから何と無く昔のロックンロールっぽいメロで嫌な予感(笑)
その後から始まる唄メロが「てるてるぼーず♪てるぼーず♪」に近い、
祭りの様なクレイジーな凄いパートが続きます。
まさに世界の三大奇祭(笑)

この曲はかなりアヴァンギャルドな感じです。
ラスト前は唄メロの音程上げてきてより狂気は急上昇。

聴く度に染みて来るような曲。
あまり染みたくは無い種類ではある(笑)


9.「Волны Танцуют」
(Waves Are Dancing)

☆アップテンポ〜疾走曲。タイトルトラック。

フルート&キーボード&ギターが一丸になってスタート。
フルートが入るとこのバンドは良くなりますね(汗)

波を表現する様な押し引きのあるメロ作り。
サビはエエ声でシンギング。エエ声〜♪
海に生きる男の哀愁感じさせる曲。
勇壮で普通にカッコいいですね。



10.「Outro」
(Outro)

☆インストのアウトロ。

一曲目と同じく波の音と哀愁アコギとフルートでしっとり終了。

オマケ.「Весна」(The Spring)ビデオトラック

ライブ映像とメンバーが森の中をさまよい歩く映像で構成された、
割とイジる所の無いビデオクリップ(汗)

☆総合的感想文
個性溢れるフォーキーブラックに興味ありなら是非とも購入(笑)
どのバンドにも似ていない独特の強烈な雰囲気があり、
最初のインパクトも強く、その後繰り返し聴いても
「やっぱり独特でかつ強烈」(笑)
絶品のフルートにヤられて下さい。
これまたHITMAN店長のオススメでしたが・・・・強烈ですね(笑)
頭悪くなります(笑)

オフィシャルサイト(サンプル聴いてフルートを確かめよう)

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