★Glittertind/「Til Dorve Faller」

(輸入盤)
☆このバンドはノルウェー出身のヴァイキング・コア・プロジェクトバンドです。
プロジェクトを取り仕切るのは現代を戦い抜くヴァイキング戦士の末裔
天才Torbjorn Sandvik!!(ヨッ!)

1stアルバム「Evige Asatro」で聴かせてくれた、
フォーキーなメロとパンキッシュさ加減の見事な融合に僕は、
脳が溶けんばかりのへヴィローテーション突入しておりましたさ。

その彼の送るミニアルバムですが・・・・
また脳が溶けそうですE(ヨじゃなくE?)
楽しそうに繰り広げられる牧歌的ヴァイキング・コアは健在!!!

ゲストにこれまた天才Henri「Trollhorn」Sorvali氏がキーボード
でゲスト参加!!
ジャケは1stアルバムと同じくFinntrollのSkrymer氏。

やはりこのバンド好きだなぁ・・。

1.「For Norge, Kjampers Fodeland」

☆イントロ。ある意味選手宣誓(笑)

ノルウェーに古くから伝わる酒場で詠われた唄を、
Trymがアカペラで謳い上げます!!
今回のこのミニアルバムのコンセプトである
「祖国愛」直撃なオープニングチューン。

友と杯を傾けて語るは我が祖国の海と山々、
剣を交えて潜り抜けて来た苦しき時代は既に無く、
今こうして友と杯を交わす幸せなる時間よ、
祖国と共に永久に続かん事を祈る、

既に妄想モードに軽く入っておりました(汗)
厳粛な気持ちになりますね(汗)


2.「Flaumen gar, i Noreg er var」

☆疾走曲。

イントロはしばらくTrymの民謡アカペラで始まります。
そして20秒から民謡メロそのままで疾走!!
これぞGLITTERTINDの真骨頂!!!!

ちなみにこの曲もノルウェーの古い民謡の一部をTrymがリアレンジした曲です。
民謡メロを非常にフックのあるアレンジで聴かせてくれます。
メロコア好きな人とかオッ!と思うような曲ですね。

好き。



3.「Rolandskvadet」

☆アップテンポ〜疾走〜爆走曲。

イントロは少しゆったりとしていながらも勇壮なメロディでスタート。
この曲もノルウェーに古くから伝わる戦唄をリアレンジ。

唄メロはあまりアレンジしていないと思うんですが、
もうこれはモロ演歌(汗)
日本の演歌の心です。

妙なフックが繰り返し聴くとよ〜く効いてきます(笑)
二周目位には唄える可能性大。

1分過ぎで曲のリズムが少し速い目のアップテンポに。
そして1分40秒から
ウォオオオオオオオオオオ!!!
と言う雄叫びから
爆走!!!
速い!!
メイン民謡メロをオーオーコーラスで謳い上げ爆走!!
悶絶!!ライブでヘドバンしてぇ〜!

爆走あけ少しFinntrollっぽい雰囲気になります。
と、言うか、
この裏で鳴る妙に耳を惹くシンセアレンジはTrollhorn氏の仕事ですか?
Finntrollっぽいでは無く、今Finntrollに!!(笑)

2分30秒でツノ笛炸裂!!
Trollhorn氏が半笑いでスイッチオン!(笑)
こういうの好きだろう?とオン(笑)
プッポ〜〜ォ(笑)


シンセが加わってからの音の拡がりがタマランですな・・・。
3分過ぎからの音の重ね方は悶絶!!!
あ、ちなみに音質は文句無しです。
マスタリングは超有名Finnbox StudioでMika Jussila。
悪い訳無いですよ。

3分30秒から再び爆走漢コーラス!!
人数増えてますよ!!!(笑)
爆走後のキーボードアレンジに半笑いに。
Trollhorn氏は100%外しません(笑)
的に刺さった四本の矢の真ん中を撃ち抜きます(夏侯淵?)

二人の天才のコラボレーションに早くも満腹(笑)
二人ともスゲェ。



4.「Norge i rodt, hvitt og blatt」

☆疾走曲。この曲物凄く好き。

一秒目から最後まで無駄なメロディ無し!!!
ノルウェーの独立記念日に唄われる伝統ある曲なんですが、
何でだろう?
アジアの僕に、
何故にここまでビンビン響く?(笑)

自由の為に立ち上がろうとする内容の歌詞が解らなくても、
何か聴くと燃えてくる、血が滾ってくる個人的には応援歌。

メインメロを奏でるギターソロに差し掛かると、
見えない国旗に敬礼してしまいそうな位興奮を覚えます。
ウッヒャ〜(軽くもらした)

ノルウェー万歳!!!
万歳ノ
ルウェー!!!
テンション低い時に是非ともこの曲。


5.「Per Spelmanns bane」

☆インストに限りなく近いアカペラ曲。

ノルウェーで昔起きた事件で、司祭に殺された一人のフィドル演奏者に捧げた曲。
少し鬱な気分に(汗)

6.「Svart natt」

☆疾走曲〜アップテンポ。二人の天才が弾ける才能をぶつけ合います!必聴!

イントロから哀愁感じさせるギタメロスタート!
そしてブラックメタル的疾走!!
Trymのヴォーカルスタイルもブラック的低音喚きヴォイスに!

Vintersorgっぽい歌いあけから入るキーボード!!!
ッツウオオオオ!!クサッッ!!!
メロディがフックの塊!!!
キーボードマジック!!!
これがTrollhorn効果か!!!
ここまでなのか!?
自分の求めるメロディパズルの枠に、
ばっちり収まるこのメロ!!死ねる!!

Trymもスタジオの外で聴いてて
「この人、やっぱスゲェわ・・・・」と思っただろうなぁ・・・。

哀愁メロでずっと進行していきます。
で、Trollhorn氏二回目キーボードで再び悶絶。
感覚が壊れそうなピンポイント爆撃です。
ある意味バンド殺し(笑)
美味しいトコ鳥。

嫌と言うほど天才ぶりが解る曲です。


7.「The Battle of Stiklestad」

☆疾走曲。Immortal(笑)

イントロから疾走ドラムがカッコいい!!
バスドラの音がいいね〜。

ヴォーカルスタイルもモロImmortalのAbbath兄貴スタイル(笑)
ノルウェーの偉大なバンドだもんね〜。
真似したくなるのは良く解る(笑)

1分過ぎからTrymのメロセンスが光ります。
結構クサいです(笑)
ちなみにこの曲はTrymのオリジナル曲です。

2分30秒過ぎからWindirで聴けた様なポピポピ音が(笑)
まさにノルウェーにヘイル!!!(笑)

カッコいいです。好き。

☆総合的感想
前作で死ねた人は是非とも購入を。
初めてこのバンドの名前を聴いた人も買って損はしないと思いますよ〜。
民謡メロが好き、
メロコア・パンクが好き、
Trollhorn氏が好きな人(笑)にオススメです!

全7曲・20分にも満たないですが満足してもらえるかと。

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