★Pagan Reign/「Уделы Былой Веры」(Destiny of Ancient Faith)

☆輸入盤(個人輸入、笑)
彼らはロシア出身の五人組の
キラキラシンフォペイガンブラックメタルバンドです。
これが3rdアルバムになります。

正直このクオリティになるとは2ndを聴いた時点では思いませんでした(汗)
インストが多いのが玉にキズですが、それでもやはり
キラキラクサ〜いキーボード、
ツボを押さえたメロディを紡ぎ倒すツインハモリギターは今回も健在!!
と、言うかギターはパワーアップ。

これで歌詞が英語なら日本盤位出てそうなクオリティあると思われます。
良いです。


1. Первые Стрелы на Поле Битвы
( First arrows on a Battlefield)

☆インスト?

出だしはアコギでシットリ始まり、
50秒からメンバー全員でイイ声コーラスで哀愁メロをご唱和。
北陸海岸線見えてくる演歌的メロです。

2分28秒からOreyの喚きボーカルが始まり、そのまま・・・

2. Радегаст
(Radegast)

☆疾走曲、死ねる名曲バスツアー。
2曲目に雪崩れ込みます!!!!
地味にカッコいいです!

イントロのギターからもうジャーマンメタル!
そして全力喚きのOreyヴォーカル!!
これです、これがPagan Reignです。

キラキラキーボードが間奏を埋める中、
1分10秒からまた印象的なDark Moor的ギタメロスタート(笑)

メインメロに戻るこのギターの刻み、好きです。
ちなみに音質も非常に良好。

そしてこの曲で一番好きなパート!
2分44秒からのギター!!
そしてドコドコバスドラとのユニゾン疾走!
Oreyの才能が良く解るカッコいい漢メロ!!

この曲の常に裏でマジでキラキラと言う音が入っているのが確信犯的なキラキラ作業(笑)
キーボードの人、IQ高そう(笑)

4分14秒駆け抜ける名曲。
垢抜けましたPagan Reign(笑)
売れる(笑)



3. Праведный Бой
(Righteous Battle)

☆疾走曲。
イントロからギター刻み入り、
8秒目からキラキラキーボード。
音色からしてホキホキ、ホワンホワン?
その後、忙しなく爆走突入!!
Oreyのヴォーカルスタイル個人的に好み。
喚きスタイルでも彼の声、イイですよねぇ?

1分目からまた針葉樹林立ち並ぶ雪原を爆走する様なロシアンメロ+漢呟きヴォーカル。
良いねぇ〜、太陽がまぶしいよ。

この曲地味に速いなぁ(汗)
ドラムの突っ込みっぷりが凄い(笑)

2分50秒目でペースダウン。
癒し音色キーボードに癒されつつ。
ホワンホワンしてます(温泉気分)
この辺でも解りますが、
今作、音の分離、イイですよね〜。

そして爆走パートに戻りギターソロで終了!


4. Уделы Былой Веры
(Destinies of Bygone Faith)

☆タイトルトラック、疾走曲〜アップテンポ。名曲バスツアー二箇所目

ややへヴィなギターから入り、軽く疾走。
この曲はOreyのギターセンスが光る曲です。
鳴り続ける好みど真ん中のヒロイックギターメロがイイです。
当然の様にその裏ではキーボード、キラキラです。
キラキラ鳴りっ放しです。

今回のサウンドエンジニアの人、表彰モノです。

それとマジで全力で叫ぶOreyのヴォーカルはロシア語解りませんが、
伝わるモノあります(マジで)
1回目のサビ前に至る所の歌唱は音が割れそうな位のまさに爪先立ち絶叫でシビレマス。
漢だな、Orey(涙)

そしてサビのギタメロもベタベタですが、
ガッツポーズ!!
ジャーマンヒロイックメロ、クサッツ!!

その後からメロ展開変わり、
1stの1曲目みたいに爽やかホワンホワンメロで爆走パターンが再び!!!
やはりカッコいいけど、何かクレイジーな感じが(笑)
ブラストが合わないよな〜、ここ。

そして、その後またメロ展開変わり、アコギから土砂降りの雨の中を走る様なギターメロで疾走。
曲前半が「陽」なら中盤から「陰」のムードです。
これまた地味にカッコいいパートです。

結構こういうギターメロでどんどん曲を繋いで、
展開する曲作りする場合、
大概のバンドは繋ぎ繋ぎがギコチナくなりがちなんですが、
そこはOreyです。見事です。
この曲はそれがよく解ります。

そして4分15秒から、
その展開上手のOreyが、
カタルシス満開なパートをラストに持ってきます!
ここは
みんな好きだろ?
こんな展開大好きだろ?
とOreyからのメッセージが聴こえてきそうです。
カッコいいです、このパート。

物凄くヒロイックな体温上昇間違い無しなこのメロ!!!
畜生!!何度聴いても鳥肌立つなぁ!!
まさに血が滾る漢メロ!!!
やっぱり彼らは普通では無いと知らしめる曲ですな〜。
これは日本盤出せるだろ?
ダメか?これでもダメなのか?


5. Гнев Славянских Богов
(Anger of the Slavonian Gods)

☆疾走〜アップテンポ曲。

イントロから神々の黄昏的哀愁ギターメロ。
少しIron Maiden的?(笑)

キラキラキーボード&ヒロイックギターのユニゾンが光ります。
と言うか微妙にキーボードが前(笑)

そして、2分15秒からワルツ的ギターメロ疾走!!!
その後やたら前に出たキーボードがホワンホワン(笑)

やっぱりギター、カッコいいですなぁ・・・。
4分からまた爆走したりムーディーになったりややクレイジー感が(汗)
キーボードが主役になったり、ギターが主役になったり見事な曲展開。

5分30秒から急にアコギでシットリムード。
寂しげなムードでそのままフェイドアウト。

しっとり終了。


6. В Объятиях Зимы
(In Winter Embraces)

☆ミドルテンポ。ロシア悶絶バスツアー三箇所目。
再びアコギの猛烈な哀愁撒き散らしメロイントロ。
この曲は哀愁度高いです。
ロシアの雪原に夜が訪れようとしています。
この曲も裏でキラキラ、ピラピラ音がしてます(笑)

曲名どおり「冬に抱かれて」おります。

3分40秒位まで同じパートの繰り返しが続くんですが、
3分50秒からやたらロシアンなギタメロから展開!!

初めて聴いたのに何処か懐かしい感じのするイイメロでドンドコ展開していきます。

ギターソロも実に気持ち良さそうに弾いています!
よっ!Orey!!男前!!!!

そして曲にもありますよ!!
漢全員皆殺しカタルシスタイム!!!
6分15秒まで溜めて溜めてドン!!

ツインギターはこうあるべき!!
と言わんばかりのヒロイック全開のギタメロ疾走に鼻血噴射!!

しかし、ありえねぇ〜展開。
ズルイ(笑)

犬ゾリに乗せられて、
暗い森ばかり走らされ、
「もうすぐ森を抜けるぞ!!」との叫びの後、
森を抜ければ、
そこは地平線一面拡がる銀色の雪原!!
太陽の光を照り返し眩しいばかりに輝く雪原を爆走!!
燃える!!妄想見えるし燃える!!!
畜生!!ここも何度聴いても半笑いになる!!
そしてメインメロにきっちり戻ります。巧い。

7. Метель
(Snowstorm)

☆アコギのインスト。

アコギのインストです。
タイトルどおりのイメージです(笑)

8. Былина о Святославе
(Bylina about Svaitoslav)

☆疾走曲。

イントロからどう考えても疾走間違い無しの展開に悶絶(笑)
この曲もキーボードが微妙に前(笑)

凄いヴォーカルラインで何と言うかお経みたいに途切れない感じが不思議な感じ。

やはりこのドラムの人、普通の2ビートでも突っ込み気味ですよね。
けどそれが妙に曲に合っていて、猛烈にスピード感あり良い(笑)
2分位から微妙にスピードアップしているの解りますか?ドラム(笑)
ブレイクあけが一番2ビート速い(笑)

4分3秒から「鬼さん、こちら、手のなる方へ♪」のメロが始まります(笑)そのまんまです。
日本人ですか?

キラキラ疾走チューンで満足。

9. Разгулялось Красно Солнышко
(Get going Gorgeous Sunshine)

☆インスト。

イントロのギターがややクレイジー(笑)
何かファニーな楽しい感じが全編を占める不思議なインスト(笑)
不思議な薬でトんでる様な(笑)



10. Славянское Братство
(Slavonian Brotherhood)

☆爆走曲。

哀愁アコギから入りヒロイックギターに雪崩れ込みイントロ。
この曲はわりと普通かな〜?


☆総合的感想
即買いの方向でお願いします。
こういうのみんな好きでしょう〜。
僕らが騒いだせいなのか解りませんが(笑)
ただ今、日本に徐々に入って来ている様なので購入できるかと思われます。

ヒロイックツインギターハモリが好きな方、
RUNNING WILDの流れを汲むバンドがお好きな方なら
悶絶しすぎて蒸発死(?)も可能かと(笑)

マジでロシアに埋れさせるには惜し過ぎるバンドです。
何とかならないかな?

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