★Falkenbach/「Ok Nefna Tysvar Ty」
(輸入盤)
☆このバンドはアイスランド出身の
孤高の一人ヴァイキング演歌プロジェクトバンドです(号泣)
プロジェクトの中心人物のVratyas Vakyas氏の
北島組に居てもおかしくない位
日本人の演歌の心を素朴シンフォニックに表現されています。
サブちゃんに
「オ・・ヤ・・・・ジ・・・
ベンツ・・・・・クレ・・・ノリタイ・・・」
と片言で話し掛けてほしいです。
日本人なら解る世界観とメロディです。
全曲、津軽海峡冬景色です。
素晴らしいです。
今作からヘルプでドラムとギターとデスボイスボーカルの方が参加されています。
打ち込みから生音になったので音もバンドらしくなり、曲のクオリティもUPしてファンにはタマラン出来になっています。
これが3rdアルバムになります。
1.「Vanadis」
☆アップテンポ。メインメロタマラン。
イントロから響き渡る角笛、
朝焼けが見える様な荘厳な雰囲気のキーボードからもう既にFALKENBACH世界。
・・・・・ッツ!!!
唄いだしからこのナチュラルなボーカルっぷり!!
村のノド自慢と言う雰囲気。
そして裏で鳴り響く素朴な演歌メロディの演歌笛!!!!(演歌笛?)
笛なのにコブシが廻っています。
3分目で少しブレイク入り、
「ヘェヤァーーーーーーーーッツ!!」と謎の雄叫び!!!
その後ブラックメタル的喚きボーカルが入りまた、
「ファダァーーーーーーーーッツ!!」
と雄叫び。
叫ばないとダメなんですか?(笑)
メインメロ、ブレイク、雄叫び、メインメロの繰り返しが洗脳高く
次の雄叫びはどういう雄叫びなのか?・・・と気になる構成。
9分間これが続きますが、あっという間に終わる感じです。
とにかく笛の奏でるメロディがずば抜けていて、
気が付けば
笑顔で左右に揺れながら聴いている始末です。
FALKENBACHでしか聴けない世界。貴重。
2.「...As Long As Wind Will Blow...」
☆アップテンポ。ギターイイメロ。
イントロからキーボード、ギター切なく泣いています。
霧雨が森に降りしきっています。
アコギのメロがクサメランコリック!!!!
好み直撃メロディです。
独特のナチュラル声質で朗々と唄い上げるVakyas氏のボーカルもイイ味出しています。
ギターイイ仕事し過ぎ。
イイ曲です。
3.「Aduatuca」
☆アップテンポ。
イントロから遠くで聴こえる雷の音と戦の音。
そしてドラマティックに曲に切り込んでくるキーボード。
結構シンフォニックです。
サビの部分のボーカルの重ね方が日本の平沢 進さんの様な大陸感溢れる感じです。声質もかなり平沢さんに似ています。
イイ雰囲気の曲です。徐々にキますね。
4.「Doner’s Ork」
☆アップテンポ。シンガロングヴァイキング演歌。タマラン。
またイントロから演歌全開のコブシ演歌笛。
歌メロが少しサワヤカで
特にサビのメロディは民謡ファン卒倒モノ!!!
イイメロ作るなぁ・・・。
今回のアルバム隙が無いなぁ・・・。
ギターソロもクサッツ!!!
サビ唄いながら左右揺れ発動!!!
もっと注目されてもいいと思うんですが、
ダメなんですか?
5.「...The Ardent Awaited Land」
☆アップテンポ。
イントロからグレーの曇り空を背負い、
おんぼろ馬車がトボトボと家族を乗せて道を行く様なイメージがキマス。
切な悲しいです。
ギターメランコリックです。
Vratyas氏の唄い方もささやく様な唄い方で癒しも感じる良い曲です。
6.「Homeward Shore」
☆スローテンポ。
これもイントロ、波の音です。(笑)
Vakyas氏の一人重ねハーモニーが印象的。
少しだらだらしてますね。(汗)
7.「Farewell」
☆アップテンポ。
またイントロからアコギが切なメランコリックなメロディを奏でます!
素朴ながら「常に曇り空」みたいなイメージがクるメロディの曲です。
ラスト間際の笛がまたッツ!!!!
演歌笛キテる!!!
笛でコブシの廻し方教えて!!!
アコースティックギター
笛
メランコリックです。
☆総合的感想
ハマる人はとことんハマる音楽です。
メタルと言うよりもやはり
ヴァイキング演歌。
メロディの湿り具合は超絶品です。
かなりの人が聴いた事も無いと思うバンドですが良いですよ。
独自の世界観を音で表現すると言う点では、
凄いレベルに達していて今後の動向が目が離せない人です。
平沢 進さんファンの方なら何の違和感も無く入れると思います。
次もマジ楽しみです。
笛勉強してみようかな・・・。
セミ(笑)オフィシャルサイト、1曲目少し聴けます。笛が・・・。
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