足利 義満

(アシカガ ヨシミツ)

正平十三年・延文三年 八月二十二日生まれ
身長・・七尺三寸
体重・・六十四貫

室町幕府の第三代将軍。

その実態は太古の日本においては大和朝廷が国を作る際に、
最後まで抵抗した先住民族の生き残りの一人。

正平十六年・康安元年に楠木正儀が先代足利義詮を京から駆逐した際、
播磨国に避難しようとする三歳の義満を殺害、成り代わり今に至る。
絶対的権力を用いて日本の各諸大名を捻じ伏せ、日本国土を我が手に取り戻そうとする。

彼の率いる「鬼兵衆」は当時の武家の用いる兵法などが一切通じない程の力を持ち、
近隣の諸大名は沈黙、平伏を余儀なくされた。


その「鬼兵衆」に施されている「仏の印」は彼の体細胞から生み出された物であり、
生命の危機が迫った時に本能的に身体を守る防御反応を応用したものであり、
太古の先住民族の人々は狩り、外海からの侵略者に対して外骨格の鎧に身を包み戦ったとされる。

その姿を見た大和朝廷から姦鬼(かだましきモノ)、邪鬼(悪しきモノ)
総じて「鬼」と呼ばれ恐れられた。


侵略の日々が続いていたある時、寺社奉行の進右衛門から報告が入る。

「近頃、都で鬼人と呼ばれるモノが夜な夜な徘徊して人を殺めておりまして、
上様から仰せの通り鬼人討伐衆を編成して、都を探させてます・・・・

ですが・・・・危惧すべき事態が・・・・

私が率いる鬼兵衆を一刀で倒す鬼人が幾人か確認されております・・・。」



義満は思いもしなかった事態に驚きと同時に喜びを感じた。
鬼兵衆をも倒す輩が出てきた事に、
いずれは自分の元に現れ戦う事になる事を・・・・。



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