「それでしらふだっていうの?!!」 「カ〜アッ、この気の強い娘をなんとかしてくれ〜い!」 「まあまあ、ヒゲペンギン君、落ち着いて!なあ!フンボルトや、ちょっとでいいんだから調べてさせておくれよ」 さすがのフンボルトさんもおじさんの殺気を感じたのか?しぶしぶ機械をかしてくれたんだ。さっそく博士が二種類のお酒を機械にかけて調べてくれた。そしてすぐに結果がでたんだよ。ガラパゴス博士が2枚のグラフを持ってきて、おじさんとおいらに結果を教えてくれたんだ。 「こっちのグラフが吟醸酒の方の結果で、もう一枚、こっちが松尾様の苦くない方の結果だ。両方をくらべてみると、松尾様の方にはなくて吟醸酒の方にだけある”グラフの山”があるだろう。え〜っと、この部分だね。これが苦味のもとだ。この量からいって、酒のなかの水に苦味のもとがもともと入っていたんじゃないのかな?」 「博士お酒には水が入ってるの?」 っておいらがきくと、おじさんが、 |