「お、おはよう…アデリー君…」

「おはようって、あと一時間くらいで終着駅だよ。この列車から降りなくちゃならないんだよ」

「あ〜あ、わかっているよ、わかっちゃいるが、頭がガンガンして動けないんだよ…どうやら、昨日飲みすぎたらしい」

「おじさん、大丈夫?どうするの?」

「ああ、もう少しこのまま横になっているよ。そのうちなんとかするからさ」

っていったんだけれど、二日酔いのおじさんは結局終点で駅員さんたちの助けを借りてやっと列車から降りたんだ。そしてそのまま駅のベンチに倒れこんじゃった。おじさんは二日酔いで動けないからおいらはひとりでこの街を観光することにしたんだ。それにしてもはるか南極からここまでやってきておじさんっていったい???

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