だからソーラー電池パネルは有効に活用できるんだ。まあ、天気が少々悪くても、雲の上に出てしまえばいいんだが…それに“黄色い散歩号”はずっと空中に浮いていられるからね。飛行船はまだまだ進化・発展する可能性があるとわたしは思うんだ。飛行船はこれからの未来の乗り物だと思う」

 コウテイペンギンさんは“黄色い散歩号”に乗り込んだ。

「シロクマ君にこの親書をわたしてきてくれないか?」

って王様がたのんだんだ。

「うけたまわりました」

「シロクマ君は最近うれい目にあっているとうわさにきく…シロクマ君にはよろしくいっておいてくれ!」

「おやすいごようです!王様!それじゃあ、準備もできたことだし、みんな、ちょっとそこまで世界一周にいってくるよ!では50日後に!!」

 コウテイペンギンさんを乗せた“黄色い散歩号”が世界一周に旅立っていった。

 

 おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。おいらも“黄色い散歩号”に乗りたかったなあ!

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