「この機械の説明をいたしましょう。まず、こっちの口からゴミを入れると、それをエネルギーにかえます。そしてこちらのボタンを押すと、ここからビームが出てきます。ビームを草花に当てると、草花が寒さにひじょうに強くなります。それから、こっちのとびらを開けるとこやしができています。つまり、ゴミのエネルギーによって草花が寒さに強くなって、おまけにこやしまで作ってしまう一石二鳥にも三鳥にもなる画期的な機械なのです」

「博士!草花が寒さに強くなるっていうけど、どのくらい強くなるの?」

「理論的にはアデリー君、キミが住んでいる南極の寒さにもたえられるよ」

「ホント!南極にお花畑が作れるの!」

「まあ、そうだね」

「ゴミなら、何でもいいのかい?」

「え〜っと、この口に入るおおきさならば、ね!」

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